両社の提携が実現
2024-09-24 23:08:46

IdeinとINTLOOPが資本業務提携を発表、エッジAIの普及へ向けた新たな取り組み

最近、Idein株式会社(以下、Idein)とINTLOOP株式会社(以下、INTLOOP)が資本業務提携契約を締結しました。この提携により、両社はエッジAI(エッジコンピューティングにおけるAI技術)の活用をさらに加速し、企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を支援することを目指しています。

エッジAIの基本概念とその需要


エッジAIは、末端のデバイスやネットワークのエッジに近い箇所でAI処理を行う技術です。この方式は、データをクラウドに通信する際の効率を高め、リアルタイムのデータ分析を可能にします。最近、さまざまな産業でエッジAIの導入が検討され、実際に小売業や製造業での活用が進んでいます。たとえば、小売業ではAIカメラを活用して来店者の分析を行い、製造業では新人技能員の教育に利用されています。

提携の目的と具体的な事業展開


IdeinとINTLOOPの提携は、2024年5月からエッジAIソリューションを提供し、エンジニアリング支援を行う流れで進められています。特に注目されるのは、Ideinの開発した「LLM App on Actcast」とINTLOOPのコンサルティングサービスの組み合わせです。このPoC(証明コンセプト)支援サービスでは、人工知能を活用した具体的な実証実験が行われ、企業がエッジAIを導入する際の障壁を低くすることが期待されています。

IdeinのエッジAIプラットフォーム「Actcast」は、インフラの構築や運用に必要な機能を一括で開発し、顧客に対してコストを抑えたサービス提供を実現しています。このプラットフォームは特定のハードウェアベンダーに依存せず、自由度の高いシステム構築を可能にします。また、INTLOOPの約41,000名のプロフェッショナル人材が提供するコンサルティングサポートにより、企業はエッジAI導入から運用までをスムーズに行えるようになります。

社会的意義と今後の展望


今回の資本業務提携により、企業におけるエッジAIの利用が一層促進されることが期待されます。両社はこの連携を通じて、デジタルトランスフォーメーション推進のエコシステムを構築し、持続可能な成長を目指しています。特に、エッジAI技術の革新が企業の競争力を左右する中、両社の協力体制が未来の産業基盤を支えることを目指しています。

企業概要


  • - Idein株式会社: エッジAIプラットフォーム「Actcast」を開発し、AI/IoTシステムの普及を目指すスタートアップ。2015年設立。
  • - INTLOOP株式会社: 経営課題解決をミッションに、コンサルティングサービスやプロフェッショナル人材支援を提供している企業。2005年設立。

この提携によるエッジAIの浸透は、企業の活動に新たな可能性をもたらすと期待されています。


画像1

画像2

会社情報

会社名
Idein株式会社
住所
東京都千代田区神田神保町1-4-13
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。