日本eスポーツ協会が正式にJSPOへの加盟を発表

日本eスポーツ連合のJSPO加盟に関する発表

2023年6月25日、一般社団法人日本eスポーツ連合（JeSU）は、公益財団法人日本スポーツ協会（JSPO）への加盟が正式に認められたことを発表しました。これにより、JeSUは日本におけるeスポーツの発展に向けて、さらなるステップを踏み出しました。

JeSUの役割と活動

JeSUは2019年から「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」を主催しており、この協賛イベントは「いきいき茨城ゆめ国体」の文化プログラムとしてスタートしました。その後もコロナウイルスの影響を受けつつも、2019年以降、様々な国体においてeスポーツを紹介し続けています。特に、2022年の「いちご一会とちぎ国体」や、2023年の「燃ゆる感動かごしま国体」、さらに2024年に行われる「SAGA2024国スポ」の文化プログラムにも関わり、全国62都市での活動を展開してきました。

昨年12月には「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2024 SAGA」が開催され、全国から40万人以上のeスポーツプレイヤーが集結しました。これは、日本国内におけるeスポーツ競技人口の増加を示す明確な証拠と言えるでしょう。

eスポーツと国際舞台

さらに、2026年に愛知・名古屋で開催予定の第20回アジア競技大会では、再びeスポーツが正式競技として採用されることが決まっています。この機会を通じて、JeSUにとって日本代表選手の競技力向上は重要な課題として位置付けられています。今回のJSPO加盟を機に、JeSUは各種スポーツ団体との連携をさらに強化し、eスポーツ選手たちの競技力向上に力を注ぐことが期待されています。

eスポーツの未来と社会への影響

JeSUは、eスポーツを通じて国民の競技力向上やスポーツ精神の普及を目指します。これにより、社会全体の健康の促進、さらには経済成長への貢献を狙っています。国民一人一人がeスポーツを楽しみ、参加することで、より多様なコミュニティを形成し、新たな文化を築くことが期待されます。

支援と協力

JeSUは、スポンサー企業や支援団体の協力のもと活動を行っています。具体的には、株式会社マウスコンピューター、興和株式会社がオフィシャルスポンサーとして共に歩み、一般財団法人上月財団や公益財団法人ミズノスポーツ振興財団などから助成を受けています。また、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会（CESA）や一般社団法人日本オンラインゲーム協会（JOGA）といった団体との協力を強化し、国内のeスポーツ産業を支えていく方針です。さらに、後援団体として日本アミューズメント産業協会（JAIA）やデジタルメディア協会（AMD）も参加し、eスポーツの発展を後押ししています。