未来へとつなぐ道
2026-06-15 13:05:59

難民・避難民の若者に新たな希望と道を—日本での教育支援の10年

日本で学ぶ難民・避難民の若者たちに希望の道を



世界中で、戦争や人権侵害により故郷を離れざるを得なくなった人々が増加しています。その背景には、国境を越えた難民の数が4,160万人にも上る現実があり、国内避難民を含めるとその数は2025年末には1億1,780万人に達すると予測されています(UNHCR「グローバル・トレンズ・レポート2025」)。特に、アフガニスタンのような国では女性の教育が制限され、社会的に活動している人々が迫害を受けている状況もあります。

こうした厳しい環境の中、国際社会では「補完的パスウェイズ」の概念が注目されています。これは難民や避難民に対して、教育や労働を通じた新たな受け入れの道を提供する取り組みです。日本でも、公益財団法人パスウェイズ・ジャパンがその一翼を担っています。

パスウェイズ・ジャパンの取り組み



パスウェイズ・ジャパンは2016年に設立され、難民や避難民の若者を留学生として受け入れるプログラムを展開しています。この取り組みは、出身国の環境が困難でも、日本で学び、働く道を提供するものです。今年、事業開始から10年を迎え、これまでに232名(同伴家族含む)の若者を受け入れ、その中で70名以上が日本での就職を果たしています。

また、難民・避難民の高等教育進学を支援する「渡邉利三国際奨学金」が新たに5周年を迎え、今年は過去最多となる25名を支援しています。この奨学金は、難民出身の若者が学びを通じて力を発揮することを目指しています。奨学生たちは、工学、経済学、日本語教育など、さまざまな分野で専門性を深めており、未来を切り拓く役割を果たしつつあります。

日本での学びと働きへの道



最新のデータでは、応募者数が2,056名を超えた「日本語学校パスウェイズ」プログラムも、今年は特に多くの希望者が集まりました。選考過程を経て32名が採択され、その中から最終的に26名が日本に到着しましたが、母国の状況や中東・南アジア地域の情勢悪化の影響で、多くの学生が渡航を延期せざるを得ない状況でした。それでも、彼らは希望を失わず、日本での学びを目指して頑張っています。

支援の輪が広がる



来日した若者たちは、先輩や卒業生とのつながりを持ちながら、新たなコミュニティを築いています。オリエンテーションでは、先輩学生が自身の経験をもとにアドバイスを行い、進学や就職に向けたサポートも手厚く行われています。このように、支援を受けた若者たち自身が次世代を支え合う姿勢が生まれています。

例えば、74名が何らかの形で就職を果たし、その中にはフルタイムだけでなく、アルバイトやフリーランスとして活動する者もいます。また、進学を希望する者も多く、大学や専門学校への在籍者も多数います。

未来に向けた希望



難民の背景を持つ若者たちが置かれている現状は厳しいものですが、教育や働く機会が提供されることによって彼らの未来は大きく変わります。パスウェイズ・ジャパンの取り組みを通じて、多様性のある社会が形成され、また新たな価値が生み出される日々が続いています。今後も引き続き、教育や就労を通じたモデルのさらなる発展に取り組み、日本における難民受け入れの可能性を広げていきたいと考えています。


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会社情報

会社名
公益財団法人 パスウェイズ・ジャパン
住所
東京都文京区後楽2-16-5 福永ビル4階
電話番号
03-6555-3193

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