福岡労働衛生研究所が「AITEL Web問診」を導入
福岡労働衛生研究所では、受診者の利便性向上と業務全体の効率化を目的として、両備システムズが提供する「けんしんAll in One AITEL Web問診システム」を導入しました。2024年5月には正式に本稼働を開始し、これにより多くの受診者が健康診断時に求められる問診を円滑に行えるようになりました。
導入の背景
福岡労働衛生研究所は、福岡県を中心とした九州一円及び山口県で、年間約33万人を対象に健康診断を提供しています。しかし、従来の紙の問診票利用には、多くの負担が伴いました。受診者にとっては、記入作業が必要であることに加え、持参する際の忘れや紛失のリスクがありました。また、記入内容の訂正が必要な場合にも手間がかかっていました。
これらの問題を解決するために、問診票のデジタル化が検討されました。Web問診導入により、受診者はこれまでの paper チェックの煩わしさから解放されることが期待されています。さらに、処理時間の短縮とサービスの向上にもつながるとされています。
選定のポイント
両備システムズが提供する「AITEL Web問診」は、あらゆる機能要件を満たしているだけでなく、デザイン面でも高く評価されました。同時に、使いやすさも重要な要素として考慮され、福岡労働衛生研究所が現在使用しているクラウド型巡回健診データ収集システム「スマートジェイワン」との親和性も高いという点が導入の決め手となりました。
導入の効果
1.
受診者の利便性向上
Web問診の導入により、受診者はスマートフォンを使っていつでもどこでも問診に回答できます。これにより、当日の移動中や健診センターでの素早い対応が可能になりました。「紙よりも分かりやすい」や「回答しやすい」といったポジティブなフィードバックも寄せられています。
2.
業務の効率化
回答チェック機能により、誤記入や見落としをその場で修正できるようになり、業務の流れがスムーズに。さらに、特殊健診に必要な独自の問診項目にも対応しているため、必要な情報を簡単に収集できます。これにより、担当者の確認作業も時間短縮となり、リアルタイムで情報のチェックが行えるようになりました。
福岡労働衛生研究所について
福岡労働衛生研究所は1961年に設立され、健康診断や関連サービスを提供しています。地域の健康増進に大きく貢献し続けています。詳細情報は公式ウェブサイトにて確認できます。
AITEL Web問診システムの概要
このシステムは、問診票の情報をデジタル化することで、処理作業を軽減し、結果報告の時間短縮に寄与します。スマートフォンやパソコンから簡単にアクセスできるため、受診者にとって利便性の高い選択肢となっています。
まとめ
福岡労働衛生研究所が「AITEL Web問診」を導入することで、受診者はよりスムーズに健康診断を受けられるようになり、業務も効率化されることが期待されています。今後もこのような取り組みが広がることで、地域社会の健康管理がさらに進むでしょう。