iYell株式会社は最近、住宅事業者を対象とするクラウド型住宅ローン業務支援システム「いえーる ダンドリ」を強化するための資金調達を実施しました。この資金調達は、株式会社ウィル、株式会社日建パートナーズ等3社からの第三者割当増資と、株式会社北國銀行からのデッドファイナンスを組み合わせ、総額3.3億円を調達したものであり、シリーズEラウンドにおける累計調達額は21.9億円に達しました。
住宅ローン市場における課題
現在の住宅ローン市場には、顕在化している多くの課題があります。海外の市場では、住宅ローンブローカーがユーザーと金融機関をつなぎ、手続きをサポートする一方で、日本では住宅事業者がその役目も果たさなければなりません。しかし、彼らは住宅ローンの専門家ではないため、ユーザーと金融機関との最適なマッチングを確保することは難しいのが実情です。このような状況下で、業務が逼迫する住宅事業者の負担は増しています。
iYellの取り組み
iYellは、これらの市場課題を同時に解決するために、「国内最大の住宅ローンテックスタートアップ」を目指し、住宅ローンプラットフォームを構築しています。このプラットフォームは、全国数百行の金融機関と数千社以上の住宅事業者が参加するもので、住宅ローン調達のプロセスを円滑にすることを目指しています。
その一環として提供される「いえーる ダンドリ」は、アナログで煩雑な業務を簡素化し、ブラックボックス化された住宅ローン審査に伴う機会損失を軽減します。金融機関や専門家と連携しながら、ユーザーに最適なローン手続きを提供することで、エンドユーザーのニーズにも対応します。
将来的な展望
今回調達した資金を用いて、iYellは今後も住宅ローンプラットフォームの市場浸透を図るとともに、加盟する事業者に対する新たな価値を提供するためのサービス開発にも注力します。さらに、住宅ローンだけでなく、住宅購入や関連分野における他の課題解決に向けても取り組む姿勢を示しています。具体的には、不正情報の検知や個人情報保護を目的としたシステム開発に投資する意向も明らかにされています。
会社概要
iYell株式会社は、東京都目黒区に本社を置き、2016年に設立されました。CEOである窪田光洋が指揮を取っており、現在、82.7億円の資本金を持つ企業へと成長しました。会社の公式ウェブサイトには、最新情報や採用情報が掲載されており、今後の展開にも注目が集まっています。
このように、iYellは「マイホームの購入」という夢を追い求めるエンドユーザーの期待に応え、住宅事業者や業界全体の持続的な発展を目指して取り組んでいます。今後の進展から目が離せません。