ブレインパッドが新たに発表した「Rtoaster action+」の機能
株式会社ブレインパッドは2024年7月より、自社のパーソナライズプラットフォーム「Rtoaster action+」に新機能を追加すると発表しました。この新機能は、シングルページアプリケーション(SPA)環境におけるパーソナライズを一層強化することを目的に設計されています。これにより、企業のデジタルマーケティング担当者は、複雑な設定を簡単に扱えるようになり、ユーザー体験の向上が期待されます。
SPA環境の課題とその解決
デジタルマーケティングの現場では、マーケティング担当者やWeb制作ディレクターが、ユーザー体験を改善しつつ、運用効率を高めることが求められています。特にSPA環境では、ページ遷移がないためにデータの計測やパーソナライズの設計が従来のWebサイトに比べて難しくなります。この新機能により、こうした課題に効果的にアプローチができるようになります。
新たに追加される機能の一つに、タグマネージャー機能があります。これにより、従来ならエンジニアの助けが必要だったアジャイルな改善が可能となり、マーケティングにおいてスピーディーで柔軟な対応が実現します。
また、Javascriptの専門知識を持たない担当者でも、ノーコードで開発・運用することができるため、マーケティング施策を迅速に実行できるのが特徴です。これにより、担当者はより多くの時間をクリエイティブな業務に充てることができるようになります。
具体的な機能とその効果
1. アジャイルなユーザー体験の改善
SPA環境におけるユーザー体験をタグマネージャー機能を利用して、アジャイルに改善することが可能です。これにより、Webサイトの公開後でも新たなデータを収集し、さらなるパーソナライズに活用することができ、継続的な改善が実現します。
2. ノーコードによる迅速な施策実行
新機能を使用すれば、エンジニアに依存せずにノーコードでの開発が可能です。これによって、専門知識がない担当者でもマーケティング施策をすぐに実行できるため、スピード感が増します。
3. ユーザー体験と運用負荷のトレードオフ解消
SPA環境では優れたユーザー体験を提供する一方で、効果検証や分析の複雑さが増してしまいます。新機能を利用することで、このトレードオフを解消し、運用の効率を大幅に改善することができます。
ブレインパッドの展望
ブレインパッドは、誰もが利用できる実用的なSaaSを提供し、データ活用が企業の日常業務の一部となる未来を目指しています。今回の新機能は、それを実現するための重要なステップです。
今後もマーケティング担当者が直面している複雑な課題に、シンプルで効果的な解決策を提供し続けることで、企業の成長をサポートしていくことでしょう。
● 参考リンク
会社情報
- - 会社名: 株式会社ブレインパッド
- - 本社所在地: 東京都港区六本木
- - 設立年: 2004年
- - 証券コード: 3655
- - 従業員数: 約590名
パーソナライズプラットフォーム「Rtoaster」は、350社以上の企業に導入され、データ活用による経営改善に寄与しています。今後も多くの企業に新たな価値を提供することが期待されます。