CODE BLUE 2018開催
2018-09-21 11:00:19
コードブルー2018が東京で開催、42の講演が発表されました
コードブルー2018の全貌が明らかに
2018年10月28日から11月2日まで、東京・新宿で開催される日本初の国際サイバーセキュリティ会議「CODE BLUE」の全講演者が発表されました。主催するCODE BLUE実行委員会は、世界16カ国から集まる専門家たちによる教育的で最先端な内容の講演を期待しています。
基調講演
このカンファレンスの目玉は、権威ある基調講演です。フィンランドのF-Secure社に所属するMikko Hypponen氏は「サイバー軍拡競争」について語り、アメリカのComodo SecurityのKenneth Geers氏は、国家間のサイバーセキュリティに関する最新の動向を紹介します。
メイントラック:ジェネラル部門
各国の専門家による多様な講演が予定されており、オランダのSebastian Avarvarei氏は「契約に関わるセキュリティの罪の十戒」を発表。中国からはMinrui Yan氏が「コネクティッドカーをリモートから制御する方法論」を解説します。さらに、日本の石井氏は、サイバー防御に役立つOSINTの手法について発表予定です。
テクニカル部門
技術的な内容に関しても実践的な講演が目白押しです。米国のBrandon Azad氏による「iOSサンドボックスのエスケープ手法」や、国内からはNTTの岩村誠氏が「WannaCryの突然変異」についてのメカニズムを解説します。また、台湾のOrange Tsai氏は「パーサーのロジックを突くゼロデイ攻撃」について触れます。
U25部門とサイバー犯罪対策
特に注目されるのは25歳以下の若手研究者によるU25部門の発表です。イタリアのPietro Frigo氏はWebGLを使った携帯電話攻撃に取り組み、韓国のMinchang Jang氏はボイスフィッシングと悪意のあるAndroidアプリとの関係について探ります。さらには、国境を超えたサイバー犯罪の対策についても重要な事例が紹介されます。
ブロックチェーントラックと法・政策トラック
ブロックチェーン技術の進展について深く掘り下げ、韓国のJonghyuk Song氏が擬似乱数ジェネレーターの脆弱性を暴露するなど、最新の研究成果を披露。また、法律の観点からは、アクティブサイバー防衛の合法性について、日本から高橋郁夫氏が論じます。
開催概要と参加方法
CODE BLUEの開催は、トレーニングが10月29日・30日、カンファレンスが11月1日・2日の日程で実施されます。会場は東京・新宿のベルサール新宿グランドで、定員は1,300名。参加費用は、トレーニングが最高175,000円、カンファレンスが通常74,800円から132,000円まで設定されています。
参加希望者は公式サイトで申し込みができ、海外からの参加者にも対応するための通訳が用意されています。SNSも活用され、多くの情報が発信される予定です。特に新しい研究や成果を切磋琢磨する場として、多くの参加者が期待されます。
世界のサイバーセキュリティの未来を見据えた貴重な機会として、多くの関係者の参加が期待されています。ぜひこの機会を逃さず、学びと交流の場を体験してみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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株式会社BLUE
- 住所
- 東京都中央区京橋3-1-1 Tokyo Square Garden 14F WeWork内 株式会社BLUE
- 電話番号
-
03-4500-1754