2025年3月、グラフィック社より新たに『新装版 水彩 自然を描く』が登場します。この書籍は、特に水彩画に興味を持つ人々に向けて、魅力的な技術とその表現の方法を解説したものです。
著者であるあべとしゆきは、透明感あふれる風景を描くことで知られる水彩画家です。彼の技術が詳細に記載されており、読者に水彩画の奥深さを体験させてくれます。この新装版では、過去の出版物から洗練された内容がさらに改良され、多くの情報が新たに追加されています。
本書では、必要な画材の説明から始まり、それぞれの技法についての詳細な解説が詰まっています。特に注目すべきは、マスキング、ドライブラシ、グリザイユ画法、重色グラデーションなどの技法です。これらのテクニックは、誰もが水彩画を描く際に役立つ基本技術として紹介されています。また、著者の独自のプロセスを写真付きで解説しているため、視覚的にも理解しやすい内容となっています。
書籍の内容と実用性
書籍はさらに、具体的な技法の解説だけでなく、作品集としても楽しむことができます。目次には、画材や基本的な使い方についての詳しい情報が含まれており、初心者から上級者まで幅広く活用できる内容です。
- - 画材の主な種類や、マスキングインクの使い方
- - 空や木立、そして清流などの具体的な描写方法
- - グリザイユ画法を用いた風景の描き方
特に、青空や雲を描く技術、夕焼けの美しい色合いを表現する方法など、自然を描くための多角的なアプローチが紹介されています。木立においては、葉の重なりを表現するためのマスキング技法や、木漏れ日の描き方などが詳しく説明されています。さらには、作品作りの過程も追体験できる内容になっており、ただ読むだけでなく実際の制作に役立つ情報がギュッと詰まっています。
あべとしゆき氏のプロフィール
あべとしゆきは1959年に山形県に生まれました。新聞社のデザイナー、美術教師を経て、水彩画家として活動を始めました。東京・大阪での水彩画教室の主宰のほか、NHK文化センターや朝日カルチャーセンターなどで水彩講座を開講しています。そのため、彼の教え方は多くの人々に支持されています。彼が手がける新装版『水彩 自然を描く』は、単なる技術集ではなく、自然を愛し、絵を通じてそれを表現したいと思う人にとってのバイブルとなる一冊です。
新しい技術を学びたい方々、水彩画の魅力をさらに深めたい方々は、ぜひこの書籍を手に取ってみてください。水彩画の新たな世界が待っています。書籍の発売日は2025年3月で、定価は2,200円となります。