学生と企業の交流
2025-07-09 11:50:47

京都の未来を描く、学生と企業の知的交流の場「CECシンポジウム」

2025年6月22日、京都府庁旧本館にて第2回CECシンポジウムが開催され、未来に向けた新たな観光資源の創造に向けた議論が行われました。本イベントでは、学生、専門家、企業が一堂に会し約100名が参加しました。シンポジウムでは、「新たな観光資源のカタチ」というテーマで、学生たちが独自のアイデアを発表。特に印象的だったのは、龍谷大学の「かぶっと亀岡」のピッチでした。このチームは、京都の伝統食材をふんだんに用いた体験観光を提案しました。この発表は、食品ロスの削減や地域の活性化、食育の促進につながると評価され、見事グランプリを受賞しました。発表内容とは、亀岡の地元野菜を使用した発酵や漬物体験を提供するというものです。参加者からは、子供から大人まで楽しめるアイデアだと高く評価されました。

コンテストでは他にも魅力的なアイデアが多く寄せられました。福知山公立大学の杉岡ゼミ「クエッションツーリズム」は、移住促進と地域振興をテーマにしたプレゼンテーションで、社会課題への新たなアプローチを提案しました。また、京都先端科学大学附属高校の岩倉美結さんは、宇治市和束町のお茶文化についてのアイデアを披露し、次世代へ伝えていく願いを込めた発表を行いました。

さらに、立命館大学の「海の陸」は地域発信型のサイクリングツアーの概念を紹介し、阿南町の魅力を丁寧に紹介して評価を受けました。これらの発表は、地域資源と学生の視点を結びつける新たな観光モデルとなりえます。

また、シンポジウムではトークセッションも行われました。学生がモデレーターとして登壇し、専門家とともに京都と世界についての議論を展開しました。学生たちは、留学経験を通して日本文化を再評価したり、アートがもたらす地域への影響について語り合ったりしました。さらに、多様な視点による地方創生についても意見交換が行われ、更なる気づきや視野の拡大が期待されました。

このシンポジウムは、単なるイベントではなく、参加者が実際に京都の文化を感じるための体験も提供されました。浴衣の着付け体験や茶摘み体験など、五感で京都を体験することができ、参加者からは「このイベントのおかげで、より深く京都文化を知ることができた」との声も聞かれました。CECは、学生と地域、企業が一緒に新たな取り組みを創造していくことを目指しており、京都の伝統文化を次世代に継承するために大きな役割を果たしています。

最後に、能楽師による伝統的なパフォーマンスでイベントは締めくくられ、京都の豊かな文化と未来の融合を印象づけました。このシンポジウムを通じて、学生たちが地域と関わり、持続可能なまちづくりに貢献することへの期待が高まります。CECは、文化観光を高め、日本の魅力を世界に発信する活動を今後も続けていくことでしょう。


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