グリーンコープ生活協同組合連合会が受賞
2023年12月12日、グリーンコープ生活協同組合連合会(以下、グリーンコープ連合会)は「第25回グリーン購入大賞」の優秀賞(農林水産特別部門)を受賞することが発表されました。この賞は、環境に優しい購入活動を推進する団体を表彰するもので、グリーンコープのこれまでの取り組みが高く評価された結果です。
グリーンコープとは
グリーンコープは1988年に設立され、「生命」「食べもの」「環境と農業」を守るという理念のもと、環境保全と持続可能な社会の構築に取り組んでいます。特に注目されるのは、「2027年カーボンニュートラルの実現」と宣言し、事業活動からのCO₂排出量をゼロにすることを目指している点です。
具体的な取り組み
グリーンコープは以下のような具体的な施策を実施しています。
1. フードマイレージ運動
国産食材の選択を推進し、輸送に伴うCO₂排出の削減と国内農業の支援を目指しています。さらには、CO₂削減量を「ポコ(1ポコ=100g-CO₂)」という単位での請求明細書に記載することにより、組合員の意識を高める取り組みも行っています。
2. 配送車のEV化と太陽光発電設備の導入
さまざまな施策の中でも、配送車両の電気自動車(EV)への切り替えや、事業所への太陽光発電設備の設置が挙げられます。これにより、再生可能エネルギーの活用を図っています。
3. 4R(リデュース、リユース、リサイクル、リフューズ)運動
リユース可能な容器の導入や、石油由来の資源を使用しないせっけんの使用を促進するなど、資源循環型社会の実現に向けてさまざまな取り組みが進められています。
評価ポイント
グリーンコープ運動は、フードマイレージの提示や4Rの推進において確かな成果を上げており、環境保護活動が長年にわたり展開されている点が評価されています。今後のさらなる取り組みの拡大が期待されます。
グリーン購入大賞の意義
グリーン購入大賞は、環境負荷の低減や社会的責任の遂行に努める事業者から優先的に購入する「グリーン購入」の普及・拡大を目指す制度です。SDGsの目標達成や脱炭素社会、サーキュラーエコノミーの実現を促進する取り組みが重視されています。
組織概要
一般社団法人グリーンコープ共同体は、福岡市博多区に本部を置き、九州や近畿、中国地方の生協を中心に活動しています。地域に根ざした生活協同組合として、母親たちの「安心・安全な食べものを子どもたちに」という想いを大切にし、地域の豊かさを目指して活動を続けています。
公式サイト:
グリーンコープ