熊本で始動！フードロス削減を目指すキッチンカープロジェクト「La popote」

熊本で始まる新たな試み「La popote」

2024年2月より、熊本を中心とした食の事業「La popote」が本格的に運用開始します。今回のプロジェクトでは、地産地消やフードロス削減、地域雇用の拡大を目的に、IT企業のサンシード株式会社と地元企業のランドシャフト株式会社が共同で取り組みます。

La popoteでは、熊本市をはじめ九州各地のイベントにキッチンカーを出店し、ヘルシーなメニューを提供します。採用される主な食材には、熊本県産の乾燥野菜や新鮮なフルーツがあり、これを活かして作るカレー、ベーグル、スムージーなどがラインアップ。これらは「野菜を美味しく、たくさん摂れる」というコンセプトのもと、手軽に健康を意識した食事を楽しむことができます。

地元企業との強力な連携

このプロジェクトで特筆すべきは、サンシードがメニュー開発やオンラインストアの運営、ランドシャフトが現場の運用を担当するという明確な役割分担です。また、原材料の調達には地元の株式会社HOSHIKO Linksが協力し、品質や味にこだわった商品を提供します。昨年秋に完成したキッチンカーでは、既にテスト販売を行い、地域のニーズに応えたメニューの開発が進められてきました。

なぜIT企業が「食」に進出するのか

サンシードは東京のIT企業ですが、グループ会社であるサンブロードバンド株式会社が食に関する取り組みを続けてきました。秋葉原のオフィスには高級システムキッチンや撮影機材を設置したスタジオ「DIGITAL KITCHEN」があり、様々な食関連イベントを開催しています。これにより、食を中心とした新たなビジネスモデルを模索してきた経緯があります。

さらに、プロジェクトチームは全員が女性で構成されており、ワークライフバランスの向上に寄与する取り組みとしても期待されています。このように、サンシードはフードロス削減や地域創生に貢献するため、ランドシャフトとの協業を選びました。

ヘルシーファーストフードの提案

忙しい現代社会において、手軽に健康をサポートする食事の提供は特に重要です。La popoteは、「ヘルシーファーストフード」を掲げ、簡単に摂取できる栄養満点の料理を提供します。例えば、「たっぷり野菜のミールスカレー」は、HOSHIKOの乾燥野菜を使用し、シンプルな調味料で仕上げられています。乾燥野菜は水分が少なく、持ち運びにも便利で、冷めても美味しく食べることができます。

加えて、ドライフルーツを活かしたベーグルやスムージー、国産豚肉のソーセージなど、多彩なメニューが揃い、忙しい社会人でも簡単に栄養を摂取できる環境が整います。食事での野菜摂取が難しい方にもぴったりです。

オンラインストアでの購入も可能

さらに、La popoteのオンラインストアが2024年2月26日にオープン予定で、そこで購入できる商品には、レトルトのカレーや常温保存可能なドライフルーツなどがラインアップされます。家庭でも手軽にヘルシーな食事を楽しむことができますので、お楽しみに！

このプロジェクトを通じて、熊本の食文化の振興と地域貢献が進むことを期待しましょう。La popoteの活動は、フードロス対策や地産地消のモデルケースとなることでしょう。