香川県の旧財田上小学校再生プロジェクト
日本では、毎年約450校の学校が廃校となっています。この現象の背後には少子化や人口減少があり、地域の教育機関が次々と失われています。しかし、ある企業がこの状況を打開しようとしています。高知県香美市に本社を置く株式会社なかよしライブラリーは、香川県三豊市にある旧財田上小学校の再生プロジェクトを立ち上げました。
学校再生プロジェクトの背景
廃校はただの建物ではありません。そこには地域の歴史や思い出、子どもたちの成長が詰まっています。しかし、用途がなくなることで、地域の人々が集まる場所が一つなくなってしまっています。株式会社なかよしライブラリーは、「学校をもう一度、地域の真ん中へ。」という理念のもと、木工企業として学校再生に乗り出しました。
このプロジェクトでは、旧財田上小学校を木工製品を製造する拠点として活用するだけでなく、食堂やキッズルーム、貸し工房、木工体験スペースなどの地域交流施設に整備します。これにより、地域の子どもたちや住民、観光客が集う新たな場所を目指しています。
クラウドファンディングでの資金調達
このプロジェクトの資金調達は、一般的なクラウドファンディングプラットフォームではなく、自社のホームページを通じて行われました。目標金額は500万円で、最終的に96名のサポーターから534万円もの支援を受けることに成功しました。この結果は、単に金額を超え、地域への思いを寄せる多くの人々の共感の象徴と言えるでしょう。
資金は、旧財田上小学校の改装費用として使用され、以下の施設が整備される予定です。
- - キッズルーム
- - 食堂
- - 木工体験スペース
- - 貸し工房
- - 支援者のお名前を刻むプレート
目指す未来
このプロジェクトの目指すところは、単なる「施設」を作ることではありません。「また学校へ行こう」と思える理由を作り出すことです。子どもたちが遊びに来て、地域の大人たちが集まる場所を育てることで、新しい思い出を生み出していきたいと考えています。
さらに、RNC西日本放送の「シアワセ気分」でこのプロジェクトが特集されることが決まり、地域の取り組みとしてますます注目を集めています。番組では、再生プロジェクトの発端や、木工会社として地域創生に挑む意義が紹介される予定です。
まとめ
木工会社であるなかよしライブラリーの挑戦は、もう使われなくなった学校を単なる廃虚として扱うのではなく、地域の歴史が詰まった宝物として再生しようとしています。このプロジェクトの成功が、他の地域にも新たな希望をもたらし、廃校活用の一つのモデルケースとなることを願ってやみません。改装工事は2026年7月から開始され、秋以降に順次オープンを目指しています。地域の未来をつくるこの取り組みに、ぜひ注目してください。