福島県において、プリンター製造のOKIデータMES(ODMES)が「感働!ふくしま」プロジェクトに協力し、初めて中学生向けの出前講座を開催しました。このプロジェクトは、福島県内の企業の魅力を次世代に伝えることを目的にしており、10月4日には福島県立だて支援学校中学部の生徒6名を対象に実施されました。
ODMESは過去にも小学生向けの出前授業や工場見学を行ってきましたが、今年度からより幅広い層にものづくりの興味を持ってもらおうと、中学生向けの工場見学企画に参加しています。この取り組みは、福島県が製造業の魅力を伝えるためにデザインされたもので、600校を超える小中学校および特別支援学校が参加できるようになっています。
出前講座では、ODMESが製造しているカラーLEDラベルプリンター「PLAVI Pro1050」を持ち込み、その仕組みや動作を学ぶセッションが行われました。生徒たちは、まず「PLAVI Pro1050」の組立過程を紹介する動画を視聴し、プリンターがどのような構成要素から成り立っているのかを視覚的に理解しました。この段階で、興味をもった生徒たちが実際の製造プロセスに対する関心を深めたようです。
続いて、生徒たちはビーズや下敷きなどの道具を使い、印刷プロセスを実際に疑似体験しました。これにより、印刷の仕組みを身をもって学び、自分の手で何かを作り出す喜びを感じられる貴重な機会となりました。また、ロール紙を使って長尺印刷を行い、電車のイラストがどのように印刷されるかをデモンストレーションしました。生徒たちはその光景に目を輝かせ、特に長尺印刷に強い関心を示しました。
最終的には、生徒たちが事前に描いたオリジナルの絵を印刷し、そのステッカーを実際にプレゼントすることで講座が締めくくられました。この時の生徒たちの反応は非常にポジティブで、オリジナルステッカーに特に喜びを感じた様子が伺えました。参加した生徒からは、「体験が楽しかった」「プリンターの仕組みを知れたので参考になった」といった感想が聞かれ、講座は成功裏に終わったことが確認できました。
ODMESは今回の出前講座を通じて、地域の子どもたちにものづくりの楽しさや魅力をしっかり伝えていく意向を示しており、今後も福島県内での教育活動に力を入れていく予定です。若い世代が製造業に関心を持ち、将来の可能性を感じるきっかけとなることを期待しています。今後の活動に注目が集まります。
本件についての詳細や関心がある方は、公式サイトやOKIの広報室へお問い合わせください。出前講座の成功をもとに、さらなる展開が期待されます。