ルリーロ福岡と大木町の新たな連携
プロラグビーチーム「ルリーロ福岡」が、福岡県大木町と共同で地域活性化に向けた取り組みを実施することが決まりました。この協力は、2025年4月21日に大木町役場で行われた任用式にて、ルリーロ福岡から選出された2名が「地域おこし協力隊」として任命されたことに起因しています。
ルリーロ福岡は、地域社会の一員として、ラグビーを通じた人々の交流や、地域課題解決への貢献を目指しています。このプロジェクトは、大木町や地元商工会、そして株式会社LERIROの3者による協力協定に基づくもので、特に地域事情に精通したプロスポーツチームの強みを活かすことが期待されています。
目的と活動内容
ルリーロ福岡は以下の3つの目標を掲げて、大木町との連携を進めています:
1.
活力ある地域社会の醸成:ラグビーを通じた地域コミュニティの活性化。
2.
未来を担う人材の育成:スポーツの価値観を基にした青少年の育成及び教育支援。
3.
地域密着型ラグビーチームの基盤形成:地域に根ざしたファン基盤の構築。
黒川ラフィ選手と薄侑馬選手の2名が地域おこし協力隊として選ばれ、さまざまな活動を通じて地域住民との交流を広め、ラグビーの魅力を伝えていきます。
具体的な活動内容は以下の通りです:
- - 地域との交流促進:協力隊は、地域住民にルリーロ福岡を知ってもらうため、老人会、学校イベントなどに参加し、選手たちとの触れ合いの場を通じて、チームの認知度を高めていきます。
- - 経営支援:商工会と協力し、町内事業者の課題解決に取り組むことで、後継者問題や労働力不足への対応を目指します。また、新たなビジネスチャンスの創出にも力を入れます。
- - 地域課題解決の取り組み:地域活動を通じ、地域課題の発見や解決策の提案を行います。協力隊が獲得した情報を基に、大木町が未把握だった問題点にもアプローチしていきます。
協力隊メンバー紹介
黒川ラフィ(くろかわ らふぃ)
- - ポジション:WTB(ウィング)
- - ラグビー歴:10年
- - 出身地:福岡県福岡市
- - ひとこと:地域の皆様との交流を楽しみにしています!
薄侑馬(すすき ゆうま)
- - ポジション:レフリー(チームスタッフ)
- - ラグビー歴:18年
- - 出身地:福岡県久留米市
- - ひとこと:地域の方々とお話しできる日を楽しみにしています!
ルリーロ福岡について
ルリーロ福岡は、2022年4月に福岡県うきは市を拠点に設立され、九州唯一の独立系ラグビーチームとして活動しています。初年度にはトップキュウシュウAリーグで優勝し、2024年からはNTTジャパンラグビーリーグワンへの参入が決まりました。現在はディビジョン3で力を発揮しています。
運営会社である株式会社LERIROは、ラグビーチームの運営に加え、地域事業者の支援や地域の未来を考慮した事業にも取り組んでいます。地域の資源を活用し、新たな価値を創造・循環させることで、地域の活性化を実現します。
まとめ
ルリーロ福岡は、地域おこし協力隊による大木町との連携を通じて、地域活性化に向けた新しい取り組みを始めました。この活動を通じて、スポーツと地域のつながりを深め、様々な課題解決に寄与することが期待されています。地域社会に新たな風を吹き込むこのプロジェクトの今後から目が離せません。