ヘッドウォータース、AI賞受賞
2025-07-08 16:24:00

ヘッドウォータースが第4回AI Challenge Dayで準グランプリ獲得の理由とは?

ヘッドウォータースが「AI Challenge Day」で輝く



株式会社ヘッドウォータースが、第4回「AI Challenge Day」で準グランプリを受賞しました。このイベントは、ECサイトに特化した次世代の顧客体験をテーマに、日本マイクロソフト株式会社と株式会社角川アスキー総合研究所が主催した技術コンペティションです。12チームが参加し、多様なAIソリューションが競い合いました。

「AI Challenge Day」とは



「AI Challenge Day」は、企業が短期間で構築した生成AIソリューションの完成度を競う場です。このプロジェクトでは、参加者がMicrosoft Azureを活用して、ECサイトにおけるユーザー体験を向上させるアシスタント技術を提案しました。各チームは、想像力を駆使して独自の技術を開発し、評価を受けました。当イベントの詳細は、ASCIIの公式サイトにて確認できます。

ヘッドウォータースの提案内容



ヘッドウォータースのチームは、オンラインショッピングの際にユーザーが抱える「多様な選択肢による負担」に着目しました。彼らは、AIを通じて「ハイパー・パーソナライゼーション」を実現し、「探す」行為をAIに委ねることで、リアル店舗さながらの体験を目指しました。具体的な取り組みには、以下のような工夫がありました。

1. アーキテクチャの革新


  • - エージェントに固有のIDを付与し、Microsoft Entra Agent IDとRBACを用いた柔軟な権限制御を提案。
  • - PostgreSQLのApache AGEを使って、パーソナライズ情報をGraphDBに保存し、情報の長期記憶を実現。
  • - MCP連携を利用してエージェントを接続。
  • - Azure Well-Architected Frameworkに基づいて、安定性、拡張性、セキュリティを確保した設計。
  • - AIを「共に働く人材」と位置づけ、役割や成長設計を組み込んだ構成。

2. カスタマーストーリー(ユーザーの視点)


  • - 購買体験を「探して、迷って、買う」から「託して、導かれる」ものへシフト。
  • - 商品説明やレビュー、対話履歴を統合し、ユーザー毎に最適化された提案を生成するナレッジグラフを構築。
  • - ユーザーが「自分にぴったりの提案を自然に受け取る」ストレスフリーな体験を提供。

3. カスタマーストーリー(店舗の視点)


  • - 店舗の役割が「商品販売」から「AIエージェントの育成・管理」に移行。
  • - エージェントの提案力や品質を調整し、自律的に学習する仕組みを導入。
  • - 人とAIが共同で、よりよい購買体験を持続的にデザイン・改善するサイクルを確立。

4. ユーザーインターフェースの工夫


  • - Generative UI技術を使用し、文脈に応じてUIを自動生成・最適化。
  • - テキストだけでなく、画像・音声にも対応するマルチモーダルデザインを採用し、多様なユーザー接点を確保。
  • - ユーザーの属性や嗜好に基づいて表示内容を変え、一貫した体験を提供。

これらの独自のアプローチにより、ヘッドウォータースのチームは180.8点という高得点を獲得し、準グランプリに輝きました。

プロジェクトチームの紹介



プロジェクトチームは、エンジニア5名で構成され、AI/生成AIアプリケーションの開発に精通したメンバーで集まりました。各エージェントに特定の役割を持たせ、ユーザーの文脈を理解・引き継ぐ設計を行うことで、スムーズな対話と的確な提案を実現しました。メンバーは次の通りです:
  • - 野口 修
  • - 竹石 興紀
  • - 池内 隆人
  • - 水谷 隆一郎
  • - 竹川 智貴

今後もヘッドウォータースは、AIを活用した革新的なソリューションを追求し続け、顧客体験の向上に貢献していくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ヘッドウォータース
住所
東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4階
電話番号

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