次世代教育を推し進めるPepper for Educationの導入事例

教育に革新をもたらすPepper for Educationの導入

日本の教育現場でのテクノロジーの活用が進められる中、ソフトバンクロボティクス株式会社は、特に注目を集めている「Pepper for Education」の導入報道を発表しました。今年度、8校においてこのプログラムが展開されており、今後もさらなる学校での導入が計画されています。これにより、学生たちが未来の技術に親しみを持ち、テクノロジーの進化と共に成長することが期待されます。

DXハイスクール向けパッケージの概要

Pepper for Educationは、文部科学省が進める「高等学校DX加速化推進事業」の一部として、特に選ばれた学校向けに提供されています。このプログラムは、プログラミング教育や生成AIを用いた探究学習が行える教育ツールです。これにより学生は、AIと人間の共生について深く考える機会を得られます。

例えば、神戸山手グローバル中学校高等学校では、2台のPepperを導入し、教員向けの研修や生徒向けの出張授業を開始しました。この学校は、昨年度「神戸山手女子中学校・高等学校」から名称変更し、グローバル教育に力を入れています。

実践教育の様子

今年度の授業では、AIとの共生について生徒たちが直接体験できるようなプログラムが用意されています。実際に6月には、情報科教員と英語ネイティブ教員を対象にした研修が行われ、参加者はプログラミングの基礎を学びました。また、生徒たちは、Pepperを使ったプログラミングや、ChatGPT機能を活用した自由会話の生成方法について講義を受けました。

このプログラムでは、特に生徒たちの反応が素晴らしいものでした。プログラミングが初めての生徒も、Pepperが自分の思い通りに動くことに驚き、喜びの声を上げていました。また、生徒同士の協力が目立つ場面も多く、共に学ぶことで気づきを得る様子が印象的でした。

参画校一覧

今年度Pepper for Educationを導入した8校は以下のとおりです（五十音順）：

- 学校法人千葉武陽学園西武台千葉高等学校
- 学校法人智辯学園智辯学園奈良カレッジ中学部・高等部
- 学校法人新島学園新島学園高等学校
- 学校法人濱名山手学院神戸山手グローバル中学校高等学校
- 東京都立小平南高等学校
- 徳島県立鳴門高等学校
- 福島県立郡山支援学校
- 宮崎県立佐土原高等学校

未来の教育に向けた取り組み

このプロジェクトは、単に技術を学ぶだけでなく、学生たちの思考力や探究心を育てることを目的としています。教師たちの負担を軽減しつつ、柔軟なサポートを提供することも大きな魅力です。ソフトバンクロボティクスは、これからもAIやロボティクスの可能性を広げ、学生たちに新たな学びの場を提供していくことでしょう。

教育現場でのDX化は今後ますます進むと考えられ、Pepperの導入はその一環と言えます。将来を担う学生たちが、ロボットと共生する未来をどのように描いていくのか、非常に楽しみです。