太陽光発電所共同開発
2021-10-26 11:00:52
大阪ガスとSky Solar Japanの共同発電所開発契約の意義と今後の展望
大阪ガスとSky Solar Japanの共同発電所開発契約の意義と今後の展望
最近、大阪ガス株式会社(以下、大阪ガス)とSky Solar Japan株式会社(以下、SSJ)が、中小型の事業用太陽光発電所の共同開発および保有に関する合意書を締結しました。この協業は両社が持つそれぞれの強みを活かし、再生可能エネルギーの普及に貢献するものです。
合意文書の概要
この合意に基づき、大阪ガスとSSJは今後数年間にわたって、年間数万kW規模での共同開発を進め、SSJが既に開発した太陽光発電所の一部について共同保有を進めていく方針です。大阪ガスは、近年の大規模な開発用地の減少を考慮し、実績あるデベロッパーとの協働を強化。これにより、国や地域を問わない多地点での中小型事業用太陽光発電所の開発を実現します。
一方で、SSJは、全国で独立系のデベロッパーおよび発電事業者として再生可能エネルギー源の開発に注力しており、強固なパートナーとの協力を通じて、電力事業の基盤をさらに強化し、再エネの普及を進めていくとしています。
具体的な取り組みと進捗
今後、大阪ガスの電力事業基盤とSSJの案件開発力を組み合わせ、FIT(固定価格買取制度)に基づく太陽光発電所や、非FITの場合についてもスピーディーな開発を進めます。また、開発済みの発電所に関しては安定運営を実施し、発電された再エネ電力の活用を確実に行っていく予定です。
Daigasグループの目標
Daigasグループは、2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指しており、2030年度までに500万kWの再エネ電源普及に貢献することを目指しています。現在、約125万kWの再エネ普及に成功しており、再エネ比率も50%程度を見込んでいます。
Sky Solar Japanの取り組み
Sky Solar Japanは2030年度までに200万kWの再エネ電源の安定かつ安全な供給を目指しています。国内では約17万kWの発電を完了し、約11万kWの所有・運営・管理を実施しています。また、PPA(電力購入契約)を活用し、スマートグリッドの推進も行っています。
今後の展望
両社は今後、再エネ電源の開発と供給を通じて、持続可能な社会の実現に貢献する意向を示しています。大阪ガスとSSJの協業は、これからのエネルギー産業における重要なモデルケースとなり得るでしょう。
それぞれの企業が持つ資源と知識を最大限に活かし、環境への配慮を意識したプロジェクトの発展に期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
Sky Solar Japan株式会社
- 住所
- 東京都港区東新橋1-5-2汐留シティセンター8階
- 電話番号
-
03-5275-3474