地域と未来をつなぐ
2023-09-27 10:30:01
信州発の地域探訪誌「涌出 WAKIIZU」の誕生と取組み
長野県から発信する出版レーベル「涌出 WAKIIZU」
長野県のローカル文化や新しい動きに光を当てるべく、2023年に新たに設立された出版レーベル「涌出 WAKIIZU」。このプロジェクトは、地域に根ざすメンバーによる編集デザインチームが中心となり、信州からの希望の光や未来への架け橋を目指しています。彼らは、自身の生活圏である長野県内の様々な場所を訪れ、それぞれの「いま」と「これから」の可能性を、地域探訪誌を通じて発信していく取り組みを始めました。
設立の背景とメンバー紹介
「涌出 WAKIIZU」は長野県に住む多様な背景を持つメンバーによって形成され、代表の菊地徹さんをはじめ、地域の特性を生かした発信を実現に向けて取り組んでいます。
菊地徹
菊地さんは松本市で独立系の書店兼喫茶「栞日」を運営し、多様な文化や地域資源を使ったプロジェクトを数多く手掛けてきました。彼のビジョンは、信州の文化を次世代に繋げることにあります。
増村江利子
増村さんは、編集長として「涌出 WAKIIZU」の方向性をリードしています。彼女は富士見町に移住し、ミニマリストとしてのライフスタイルを実践しながら、地域に根付いた多様性を大切にしています。
瀧内貫
地域デザインの専門家として、瀧内さんは地域に根ざした独自のプロジェクトを推進しています。彼は、地域の課題に向き合い、社会にポジティブな影響を与えるためのクリエイティブなアプローチに挑戦しています。
蒲沼明
デザイナーとして地域の文化再生に力を入れている蒲沼さんは、木曽地域を拠点に多彩な活動を展開中。その中で地域文化の深層に迫るプロジェクトに参加し、地域の知恵や文化を分かち合っています。
地域探訪誌「涌出 wakiizu 001」の内容
2023年9月30日、記念すべき創刊号『涌出 wakiizu 001』が発売されました。この号では、地域の新しい風を感じるための特集が組まれています。特集の一つでは、木曽谷を舞台に新たな動きに目を向け、また小布施では地元の人々が協力し合って町を創り上げる様子を探ります。さらに、上田市の映画館についても触れ、その歴史と未来への可能性を解説しています。また、伊那の森を通じて地域の課題に取り組むチームの活動も紹介されています。
このように、毎年一冊発行されるこの地域探訪誌は、将来的に信州の「動き」と「流れ」を捉え、次世代に向けた重要なアーカイブとなることを目指しています。
将来的な展望
「涌出 WAKIIZU」は信州に根を下ろした活動を続ける一方で、国内外のローカル同士の対話を促進し、新たなビジョンを創出しています。これからの時代を健康に生き抜くための多様な選択肢を提供し、それらを通じてコミュニティや経済を豊かにすることに貢献していく意志を持っています。
今後の出版物やプロジェクトにも注目が集まる中で、地域に寄り添いながら新しい形の発信を続けていく「涌出 WAKIIZU」。信州から発信される未来の動きに期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
有限責任事業組合 涌出
- 住所
- 長野県松本市深志3-7-8
- 電話番号
-
050-3574-0123