名古屋商科大学、入試制度を改革し主体的学びを評価へ
名古屋商科大学が新たな入試評価制度を導入します。2027年度入試より、受験生の高校時代の活動や学びの結果をより公平かつ多角的に評価する仕組みを採用することが発表されました。これは、大学入試における多面的・総合的評価への関心が増す中で、高校3年間にわたる受験生の努力や挑戦を正当に反映させることを目標としています。
多面的評価の重要性
近年、大学入試において一発勝負のペーパーテストだけでなく、受験生の持つ多様な経験や努力を考慮することが求められています。名古屋商科大学では、受験生が高校時代に続けた活動や得た資格を評価し、次世代のリーダーを育成する力を高める新しい制度を導入します。
英語外部検定試験を活用した得点換算制度
新入試制度の一つの特徴が「英語外部検定試験を活用した得点換算制度」です。この制度では、学校推薦型選抜(一般推薦入試)や共通テストプラス入試において、受験生は出願時に実用英語技能検定やTOEICなどのスコアを提出します。これにより、「英語」または「外国語」の得点として、自動的に換算される仕組みです。
また、当日は名古屋商科大学が実施する試験も受けることになり、二つの得点の高い方が最終的な合否判定に利用されます。この制度は、受験生がプレッシャーを感じず、自身の英語学習の成果を生かして受験できる環境を整えることを目指しています。
英語外部検定試験 換算基準表
- - TOEIC®スコアは、S&Wスコアを2.5倍にしてL&Rと合算したものを採用
- - 当日の試験受験は必須であり、高い方の得点が合否判定に採用されます。
主体性を評価する「資格・活動実績加算制度」
もう一つの特徴は、「資格・活動実績加算制度」です。この制度では、部活動や生徒会活動、取得した資格を点数化し、入試の得点に加算します。具体的には、学校推薦型選抜およびAO入試で適用され、高校生活での頑張りを数値的に評価できるようになります。
例えば、野球部で3年間マネージャーを務めた上に、実用英語技能検定準2級と日商簿記検定2級を取得した受験生は、以下のように得点を積み上げます。
- - 部活動3年間継続による得点:3点
- - 英検準2級による得点:8点
- - 日商簿記2級による得点:15点
合計で26点の加算があり、入試の得点にダイレクトに反映されます。このように、ペーパーテストに依存せず、受験生の多様な側面が評価可能となります。
名古屋商科大学について
名古屋商科大学は1953年の開学以来、質の高い経営教育を追求し続けています。特に、国内で初めて三つの国際認証を取得した大学として、国際的なビジネス教育を提供し、PIM(国際経営協会)の会員校としても知られています。
現在、大学は4学部8学科1課程2研究科を設置し、世界63カ国との提携校と積極的に交換留学や国際ボランティアを行っています。ビジネススクールは、QSグローバルMBAランキング2025において国内第1位を獲得し、2025年度の「THE(Times Higher Education ranking)」日本版においては、国際性の面で東海北陸地区で4年連続第1位を達成しています。
このように名古屋商科大学は、今後のリーダーを目指す学生たちに質の高い教育環境を提供し、主体的に学び続ける姿勢を重視した新たな入試制度へと進化しています。詳細な情報は大学の公式サイトで確認できます。