デジタル社会構築を目指して
令和6年12月、総務省は世界銀行との共催でデジタル・アカデミーを開催しました。このイベントは社会・経済のデジタル化が進む中、特に途上国の情報通信技術(ICT)活用を促進することを目的としたものです。この期間中、参加者はデジタル変革やICT関連の知識を深め、各国の課題への理解を高める機会を得ました。
開催の背景
デジタル化が進む社会において、ICTは重要なインフラとなっています。特に発展途上国では、ICTの利用が社会課題の解決に繋がることが期待されており、こうしたニーズに応えるため、総務省は2025年4月に世界銀行と協力覚書を交わしました。この覚書に基づき、デジタル・アカデミーが開催され、多様な国からの参加者が集まりました。
開催概要
日程と場所
デジタル・アカデミーは、2024年12月2日から6日までの5日間、東京都港区のホテル インターコンチネンタル 東京ベイで行われました。
参加者
約70名の登録者が、東アジア・太平洋、南アジア、東欧・中央アジア地域のICT分野に関わる政府職員や、国内外の企業・団体の職員として集まりました。プログラムには開会式、ラウンドテーブル、テーマ別セッション、ICT関連施設の視察、参加者によるプレゼンテーション、閉会式が含まれています。
主要プログラムと交流
イベント中には、参加者同士の積極的な意見交換が行われ、様々な視点からの知識や経験の共有が促進されました。特に、ICT部門での課題を解決するための取り組みについて熱心に議論が交わされました。
また、イベント全体を通じて、参加した国々の政府職員は、ICTを通じた政策課題に取り組むための新たな視点とアイデアを持ち帰ることができました。今川総務審議官は、世界銀行のキム副総裁とバイ会談を実施し、共通の政策課題についての対話を深めました。
今後の取り組みと期待
総務省は今後も世界銀行などの国際機関と連携し、途上国における政府職員の能力向上を支援し続ける方針です。このアカデミーが、各国のデジタル化の進展に寄与し、持続可能な社会の構築へと繋がることが期待されています。
参考情報
イベントに関するさらなる詳細は、
こちらの世界銀行のページでご覧いただけます。
このような取り組みが今後も続き、国際的な協力が促進されることを多くの人々が望んでいます。