小学生向け新木製バット『SAM BAT MAPLE Youth』正式発売
公園用玩具からプロのスポーツ用品まで幅広く扱う株式会社カシマヤ製作所が、2024年10月8日(火)に新たな白羽の矢を立てました。その名も、カナダのバット専門メーカー『SAM BAT』からリリースされた学童軟式用木製バット『SAM BAT MAPLE Youth』です。このバットは、子どもたちが野球を楽しむための新しい道具として、多くの学童野球選手に向けて開発されました。
開発の背景
今回の『SAM BAT MAPLE Youth』の開発には、「木製バットで強い打球を目指してほしい」という願いが込められています。近年、学童野球でも低反発系のバットが多く使用される中、このバットは小学4年生以上のプレイヤーを念頭に、高反発系のバットとは異なるアプローチで設計されています。小学生の野球プレイヤーにも、木製バットを通じてバッティングの基礎を磨いてほしいという思いがあるのです。
ユーザビリティとデザイン
特に重視されたのは、振りやすさと扱いやすさです。『SAM BAT MAPLE Youth』には、30インチから33インチまでの長さの異なる4つのモデルが用意されています。各モデルの重量は30インチ(約510グラム)、31インチ(約580グラム)と設定されており、小学生が楽に振れるバットを提供しています。特に、ヘッド部分をくり抜くことでバランスを取りつつ、グリップの近くでの軽量化を果たしています。
プロレベルのクオリティ
このバットはMLBやNPBのプロ選手達にも認められるクオリティを持っており、その設計にはプロアスリートが使用するノウハウが詰まっています。特に、MLBで必須されるインクドットテストをクリアしているため、安心して使用できる設計となっています。日々の練習がこのバットによってより一層モチベーションを高めることでしょう。
SAM BATの歴史
『SAM BAT』は、カナダに本拠を持つバット専門メーカーで、その名前は設立者であるサム・ホルマンによって知られています。かつては多くのメジャーリーガーが使用していたホワイトアッシュバットに代わり、ハードメイプルバットが主流となる過程で大きな影響を与えました。その歴史は、野球のレジェンドバリー・ボンズとの共同作業からも大きな発展を遂げたことが伺えます。
カシマヤ製作所の理念
カシマヤ製作所は設立以来、「子供たちに外で遊んでもらう商品作り」を心がけています。特に、4~7歳のお子さまを“ゴールデンエイジ”と呼び、様々なスポーツの入り口となる商品を展開しています。また、2015年にMLB公式バッティンググローブの日本国内独占販売権を獲得し、プロ野球選手たちにも愛用されるブランドへと成長しています。今後も、創業当初からの理念を大切にしながら、幅広い年代のスポーツシーンに寄り添った商品を提供する考えです。
『SAM BAT MAPLE Youth』は、これからの学童野球選手たちが思いっきり楽しむための理想的なアイテムとなることでしょう。