京都中央信用金庫が無担保ローンのWeb完結サービスを開始
京都中央信用金庫は、2025年7月1日より、無担保ローンの申し込みから契約までをWeb上で手続きできる新たなサービスを導入します。このサービスは、株式会社アイティフォーが提供する「WELCOME」と「SCOPE」というシステムを活用したもので、顧客は手軽にインターネットを利用して無担保ローンの申請および契約を迅速に行えるようになります。
Web化の背景
従来、京都中央信用金庫では個人向けローンの多くを紙媒体での申込書受付が主流でした。この状況を打破するため、同蓄労金庫はWebを通じた申し込みの充実化とペーパーレスを進めてきました。さらに、業務効率化も重要な課題で、多くの事務作業が営業店舗で行われていました。その結果、審査に時間がかかり、顧客満足度の低下へとつながることもあったのです。
これを受けて、2024年11月には「住宅ローンWEB受付サービス」を開始。この時に使用されたシステムは、無担保ローンにおいても効果が期待されることから、今回のWeb化が実現しました。
新システムの概要
新たなサービスでは、顧客自身が自分のマイページを通じて無担保ローンの申し込みを行います。WELCOMEシステムによって、申し込みは非常にスムーズになります。また、SCOPEは審査機能を持っており、この2つのシステムが連携することで、迅速な契約を実現できるのです。
期待される効果
今回の新サービスによる効果は多岐にわたります。まず、データ連携により事務的な負担が軽減されることが期待されます。さらに、審査結果回答のスピードも向上し、顧客が迅速にサービスを利用できるようになります。また、これまで必要だった紙の申込書が不要となることで、郵送にかかる手間も省けるようになるでしょう。
実際、2024年の住宅ローンWEB受付サービスの導入後には、申し込み件数や融資実行額が大幅に増加するなどの成果が報告されており、無担保ローンでも同様の効果が見込まれています。顧客の満足度や融資実行数の増加が大いに期待されています。
京都中央信用金庫の概要
京都中央信用金庫の理事長を務めるのは植村幸弘氏で、所在地は京都府の京都市となります。デジタル化による効率化を進める同信用金庫は、地域に寄り添った金融サービスを提供することに力を注いでいます。
株式会社アイティフォーの役割
株式会社アイティフォーは、長い歴史を持つITソリューション企業であり、地域に根ざしたサービスを展開しています。1972年の設立以来、様々な分野のソリューションを提供し続けています。今回の新サービスもその一環となるもので、地方創生やDX推進に寄与しています。
このように、無担保ローンのWeb完結サービスは、京都中央信用金庫の入念なデジタル戦略の成果として、顧客にとってより便利で質の高い金融サービスを提供することが期待されています。