隈研吾と東川町が共同で新たなデザインコンペを開催
北海道の東川町で、第4回「隈研吾&東川町」KAGUデザインコンペが開催され、その参加募集を開始しました。本コンペは、個々のアイデアや視点が求められる新しい家具デザインを提案する場であり、特に次代を担う若者たちに焦点を当てています。
コンペの背景と目指すもの
東川町は、「写真の町」として知られ、旭川家具の一大生産地でもあります。この町では、地域の伝統を守りながら新しい暮らしの提案を行うことを目指しています。隈研吾氏は、建築を通じて地域の魅力を発信し、次世代の若者たちが新しい生活様式を生み出す手助けをすることに情熱を注いでいます。
第4回目のテーマは「動物と生きる家具」というもので、動物との共生を考え、一緒に暮らすための家具など、自由な発想を求めています。
参加資格と応募方法
参加資格は国内外を問わず、高校や大学、専門学校に在籍する30歳以下の学生です。応募の際は、事前登録は不要で、公式ウェブサイトから直接作品を提出する形となります。申し込み締切は2024年12月30日です。
受賞内容
優秀な作品には以下の賞金が用意されています:
- - 最優秀賞(隈研吾賞) 1点:50万円
- - 優秀賞 3点:各10万円
- - 佳作 6点:それぞれ3万円
入選作品は2025年2月中旬に決定され、最終審査会は2025年3月29日に東川町で行われます。そこで受賞作品を発表します。
審査委員とスケジュール
審査委員長は建築家の隈研吾氏。その他にはデザインストラテジストの太刀川英輔氏、アーティストの日比野克彦氏など、様々な分野の専門家が揃っています。
スケジュール:
- - 2024年11月1日:募集開始
- - 2024年11月1日~12月30日:作品提出期間
- - 2025年2月中旬:入選作品決定
- - 2025年3月29日:最終審査会・表彰式
東川町の豊かな自然と動物との関係
日本でも有名な旭山動物園が近隣に位置する東川町は、動物との共生を学ぶ場としても重要です。隈研吾氏もこの自然環境と動物の存在が、家具デザインにおいて大きなインスピレーションになると考えています。
そのため、本コンペでは、「人間のためだけの家具ではなく、動物にも必要な家具」を考える機会を提案しています。自由な視点から、多くの革新的な提案が生まれることを期待しています。
興味のある方へのメッセージ
家具デザインに興味がある学生の皆さん、ぜひこのチャンスを活かして、あなたのアイデアを形にしてみてください。新しい「KAGU」の世界を創造するための第一歩です。お問い合わせは、隈研吾&東川町KAGUデザインコンペ実行委員会までお気軽にどうぞ。
詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。
公式HP