Geonix 2.0の進化
2025-12-22 11:11:25

国産ドローンの未来を切り開く「Geonix 2.0」の進化と展望

国産ドローン自動飛行支援アプリ「Geonix 2.0」リリース



国土交通省登録の講習機関である日本無人航空機免許センター株式会社(JULC)が、業務用ドローン自動飛行支援アプリ「Geonix」の最新版「Geonix 2.0」を発表しました。このアプリは、ドローンの運用において現場の安全性、効率性、データセキュリティを同時に向上させるために設計されています。従来のバージョン1.0の優れた機能をそのまま引き継ぎつつ、パワーアップを果たしています。

Geonix 2.0の主な特長と革新



1. 対応機種の拡大


新しいGeonix 2.0では、Matrice 300、350、400、Matrice 30、30T、さらにはMavic 3 Enterpriseなど最新のドローンモデルに正式に対応しています。これにより、幅広い機種に対して支援を行うことができ、様々な現場での利用が可能になります。

2. 独立運用の実現


以前はDJI Pilot 2アプリとの併用が必須でしたが、Geonix 2.0では独立して運用する環境が整備されました。これにより、DJI送信機にGeonixを直接インストールし、飛行経路作成から離陸、着陸までをGeonix単独で行うことができます。特にセキュリティ要件の厳しい環境では、自由度が増し、安心してドローンを運用できるようになりました。

3. 通信監視機能の向上


Geonix 2.0では、不要な通信を自動で監視し、遮断する機能が強化されました。これにより、情報漏洩を未然に防ぎ、災害現場や機密性の高いエリアでも安心して運用できます。データ保全方針にも配慮したこの新機能は、多様化する現場ニーズにもマッチしています。

4. 地形追従とウェイポイントの最適化


高低差の大きい地形、例えば山岳や谷地、堤防などでも、より安全で安定した自動飛行を実現します。これにより、難易度の高い環境でも飛行できる能力が得られ、業務の幅が大きく広がります。

Geonix開発の背景と関連性


近年、ドローン運用においては、セキュリティ要件や通信制限、データの保全方針が多様化しています。特に地方自治体やインフラ、防災現場では、Geonix単独での運用による安全性と高精度な点検を求める声が増えています。Geonix 2.0は、こうしたニーズに応える形で開発され、現場が安心してDJI製機体を活用できる環境を拡げることを目指しています。

販売情報とサポート


本製品は、JULCが運営する青森、栃木、愛知、佐賀の各教習所で販売を開始しています。購入方法は買い切り型ライセンスで、オプションとして年間の保守契約も用意されています。また、導入研修や年間サポート契約についても申し込みが可能です。価格については公式ウェブサイトからの問い合わせが推奨されています。

公式サイト:Geonix公式サイト

今後もJULCは、ドローンによる現場のセキュリティ、効率、安全を両立させる運用基盤として、Geonixの展開を続けていく予定です。日本国内の様々な現場において、安心してドローンを使える未来を切り開く製品として注目を集めることでしょう。


画像1

画像2

会社情報

会社名
日本無人航空機免許センター株式会社
住所
東京都千代田区東神田2-10-9ポータル秋葉原4F
電話番号
03-6661-9577

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。