和菓子業界の老舗が導入した新たなフィードバックシステムとは？

和菓子業界の進化：平沢製餡所の取り組み

昭和25年からの歴史を持つ株式会社平沢製餡所は、あんこや和菓子の製造・販売を行う名門企業です。このたび、同社は株式会社シーベースが提供する360度フィードバックシステム「CBASE 360°」を導入しました。このシステムの導入は、従業員間のコミュニケーションを革新するだけでなく、特に若手社員の定着率向上を目指す重要な一歩となります。

導入の背景と課題

経営者の平沢社長は、時代の変化とともに従業員の意識も大きく変わってきていると語ります。従来の「飲みニケーション」が今の職場環境では通用しなくなり、職場での意見交換の難しさが浮き彫りになっていました。特に、部下や若手社員が何を考えているのか、何を求めているのかが分かりづらくなることで、職場の一体感が薄れてしまう危機感を抱いていました。

実際、このコミュニケーション不足は定着率に影響を及ぼし、せっかく育てた若手社員が短期間で辞めてしまう事例も出てきていました。そのため、平沢社長は従来の一方通行の指導ではなく、仲間同士で意見を交わす形のフィードバックを行うことが解決の鍵だと考え、360度フィードバックの導入に踏み切りました。

360度フィードバックの選択

「CBASE 360°」は、従業員同士が匿名で意見を言い合える仕組みです。この方法は、直接的な上司からの評価よりも、同僚からのフィードバックの方が受け入れやすいのではないかという考えから生まれました。アンケートは顧客向けではなく、社内でのコミュニケーションの評価を目的としたものです。この新たなアプローチは、導入から2年が経過した今も継続的に実施されています。

一部の社員にとっては、フィードバックの結果が厳しい内容となることもあったそうです。しかし、それが本人にとっての成長のきっかけとなり、気づきを促進する効果があったことを評価していました。これは480万人以上が利用するこのシステムの特長であり、納得感の高いフィードバックに繋がっています。

今後の展望

このような新たなフィードバック施策には、最初は受け入れ難いという声もありましたが、導入後は徐々に社員たちの理解が進み、ポジティブな変化が見られるようになりました。平沢社長は、今後の人材育成やチーム力の向上に向け、引き続き「CBASE 360°」を活用し、働きやすい職場環境の構築に貢献していく意向を示しています。

終わりに

株式会社シーベースが提供する「CBASE 360°」は、業界内で高い評価を得ており、リピート率も95%を超えるとのこと。今後も多くの企業や組織がこのシステムを導入し、コミュニケーションの改革を進めていくことでしょう。平沢製餡所の事例は、他の企業にも良い手本となるかもしれません。詳しいインタビューや事例紹介は、こちらのリンクからご覧いただけます。事例紹介ページへ

「CBASE 360°」を通じて、私たちの仕事環境がもっと良くなることを期待しています。