最新技術を駆使した「NWA-1」の登場
株式会社NISHIHARAは、溶込み深さを手軽に推定することができる新しいモニタリング装置「NWA-1」を発表しました。この装置は、10月29日から31日の間に幕張メッセで開催される展示会「Photonix 2024」で初めてお披露目され、販売も開始される予定です。
NWA-1とは?
「NWA-1」は、破壊検査やX線、専用設備を用いずに、溶込み深さを簡便に推定できる装置です。これまで溶込み深さの計測は高度な技術を要し、専門的な設備が必要でしたが、この装置はそんな障壁を取り除きました。昨今、自動車産業では電気自動車(EV)の普及が進んでおり、それに伴いバッテリーの生産が増加しています。この中で、バッテリーケースやバスバー溶接にはレーザ溶接が用いられており、溶込み深さが安全性の重要な指標となります。
なぜ「NWA-1」が必要か?
リチウムイオン電池や全固体電池など、様々なタイプのバッテリーが登場している現在、レーザ溶接における溶込み深さの管理は欠かせません。しかし、従来の計測方法は高コストで煩雑なため、多くの企業が導入をためらっていました。そこで、「NWA-1」は新たな解決策を提供します。
使い方と機能
「NWA-1」は、レーザ溶接時に発生する加工音を専用のマイクでキャッチし、PCアプリで解析することで溶込み深さを推定します。このプロセスは自動化されており、複雑な操作は不要です。特別な加工ヘッドも必要なく、既存の設備に対しても簡単に追加して運用できるため、導入コストも抑えられるのが大きな特長です。
市場への影響
来年の発売を予定している「NWA-1」は、価格が500万円で、初年度の売上目標は5000万円とされています。この装置が普及することで、現場の生産性が向上し、技術革新にもつながると期待されています。
株式会社NISHIHARAについて
株式会社NISHIHARAは、様々な産業分野に向けてレーザ溶接技術の開発、製造、販売を行っています。
お問い合わせ先
興味がある方は、以下の連絡先までお問い合わせください。
株式会社NISHIHARA営業部担当:大宮
電話番号:0471-37-9527
FAX:0471-37-9528
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NISHIHARA公式サイト
新しい技術による革新が、レーザ溶接業界の未来を切り拓いていくことでしょう。