NECが発表した次世代PCモデルとは
2025年8月27日、NECパーソナルコンピュータ株式会社は、次世代のハイブリッドワークを意識した新たなPCラインアップを発表しました。新しいモデルにはAI対応のモバイルノートPC「VersaPro タイプVM」、入門向けモバイルPC「VersaPro タイプVB」、NPUを搭載したデスクトップPC「Mate タイプME/MB」、省スペースの「Mate タイプMA」の合計5機種が含まれ、2025年9月から順次出荷される予定です。
ハイブリッドワークの進展
コロナ禍を経て、ハイブリッドワークの導入が普及し、その流れは今後も加速しています。また、Windows 10のサポートが終了することも影響し、多くの企業がこれを機にPCの大規模な買い替えを進めています。市場では、A4サイズのオールインワンPCから、よりモバイル性に優れるノートPCへの転換が進行中で、2026年度にはAI対応のPCが市場全体の50%を占めると予想されています。
NECはこのような状況を受け、さらなるモバイルノートPCのラインアップを強化し、様々なニーズに応えられる構造にしました。
AI対応モバイルノートPC「VersaPro タイプVM」
新モデルの一つ「VersaPro タイプVM」は、ハイブリッドワークを円滑にするために設計されています。このPCは14型16:10液晶を搭載し、336,000円(税込)から手に入ります。さらに、軽量化が図られ、タッチパネル搭載時でも1.2kgを下回る重さを実現。豊富なインターフェースとLTE対応により、外出先でも快適にネット接続可能です。
加えて、AIによるバッテリー管理機能を搭載し、長時間駆動を可能にしています。バッテリー交換はユーザー自身が容易に行える設計も特徴です。
エントリーモデル「VersaPro タイプVB」
「VersaPro タイプVB」は、エントリーモデルでありながら、ハイブリッドワークに必要な性能を十分に備えています。最大32GBのメモリや最大512GBのSSDを選択でき、多彩な機能を備えています。305,000円(税込)から手に入るこのモデルは、フルHD液晶を搭載し、実用性も兼ね備えた一台です。
NPU搭載デスクトップPC「Mate タイプME/MB」
デスクトップモデルの「Mate タイプME/MB」は、NPUを搭載し、セキュリティ性能を大幅に向上させています。最新のIntel Core Ultraプロセッサーを採用し、企業向けの高度なセキュリティ機能を満載。350,000円(税込)からの価格設定で、安定したパフォーマンスを提供します。
省スペース設計「Mate タイプMA」
コンパクトな「Mate タイプMA」は、わずか9cmの厚みで設置場所を選ばない設計が魅力です。最大32GBのメモリや1TBのSSDを搭載可能で、スペースが限られた環境に最適です。261,000円(税込)から購入可能で、機能性とデザインを両立させています。
高速スクロールマウスの導入
さらに、2025年7月以降に発表される新モデルでは、高速スクロールが可能なマウスをオプションとして選択でき、作業効率を向上させる機能も強化されています。
国内製品の品質とサポート
NECは、日本国内で設計、製造、サポートを一貫して行っており、その信頼性も高い評価を受けています。トラブル時には全国のサポート拠点で迅速に対応できる体制を整えています。
これらの新モデルは、ハイブリッドワーク時代におけるニーズの多様化に応え、効率的で快適な作業環境を提案しています。