伊豆箱根バスの新システム
2025-01-20 14:50:57

伊豆箱根バスのリアルタイムデータで快適な観光体験を実現する新たな取り組み

伊豆箱根バスのGTFSリアルタイムデータがついに公開



2025年1月20日、公共交通オープンデータ協議会と伊豆箱根バス株式会社、NECネクサソリューションズ株式会社の共同により、伊豆箱根バスのGTFSリアルタイムデータがオープンデータとして公開されました。これにより、Google マップ上に伊豆箱根バスのリアルタイム位置情報が表示され、経路探索がさらに便利になりました。

なぜリアルタイムデータが重要?



公共交通機関の利便性は、特に観光客にとって欠かせない要素です。訪日外国人を含む観光客は、リアルタイムでの情報をもとに行動することが多く、オープンデータ化は彼らの観光体験を大きく改善します。これまでは時刻表や経路情報が静的情報として存在していましたが、リアルタイムデータの導入により、バスの位置情報を確認しながらスムーズに旅行を楽しむことができます。

プロジェクトの背景



公共交通オープンデータ協議会は、エコシステムの創出に向けて、様々な公共交通データのオープン化に取り組んでいます。伊豆箱根バスは、2019年からこの取り組みに参加し、バスロケーションシステムのデータをGTFS形式で公開していました。今回のGTFSリアルタイムデータの追加により、一層多くの情報が地域住民や観光客に役立つことが期待されます。

バスナビゲーションシステム for SaaSの導入



システムの実装にはNECネクサソリューションズ株式会社が提供する「バスナビゲーションシステム for SaaS」が用いられています。このシステムは、他のバス事業者でも広く導入されており、今後はさらなるデータのオープン化が進む見込みです。

DXに向けた取り組み



現在、公共交通オープンデータ協議会は、公共交通のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。データ連携プラットフォームを通じて、多様なデータ利用者と公共交通事業者を結びつけ、スマートな移動を実現していきます。バスの運行状況や観光スポットまでの行き方を簡単に確認できるようになることで、より快適な交通環境が整います。

今後の展望



伊豆箱根バス株式会社は今後も地域や社会のニーズに応えるサービスを提供し続けます。新たなリアルタイムデータの活用により、訪れる人々が楽しめる観光地や体験を提供し、安全で快適な移動を実現することを目指しています。また、その情報は簡単に取得できるようになり、使いやすさが向上することが期待されています。

この取り組みは観光業だけでなく、地域経済全体に大きな影響を与える可能性を秘めています。その結果、伊豆半島の魅力を発信し、地域の活性化にも寄与することが見込まれます。これからも伊豆箱根バスは、公共交通の革新に挑戦し続けるでしょう。


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会社情報

会社名
公共交通オープンデータ協議会
住所
東京都品川区西五反田2-12-3YRPユビキタス・ネットワーキング研究所内
電話番号
03-5437-2270

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