小学生の起業家精神
2025-12-22 09:24:03

小学生が学ぶ「起業家精神」 新たな挑戦を促す授業

小学生に「起業家精神」を伝える特別授業



2025年12月8日、市原市立辰巳台東小学校において、Pestalozzi Technology株式会社の代表取締役社長、井上友綱氏によるアントレプレナーシップ教育の特別授業が行われました。この授業は、文部科学省が推進するアントレプレナーシップ教育の理念に基づき、子どもたちが自分自身で考え、行動し、周囲の環境をより良くする力を養うことを目的としています。

授業の概要



参加対象は小学3年生から6年生で、授業は2つの時間帯に分かれて実施されました。3時間目には3・4年生、4時間目には5・6年生が参加し、井上氏が講師を務めます。授業のスタートは「アントレプレナーシップって何だと思う?」との問いかけから始まりました。子どもたちにとっての「アントレプレナーシップ」を理解するために、難解な言葉を使わずに「新しいことに挑戦し、周りを良くすること」とシンプルに説明されたことで、参加者たちは自然と会話に引き込まれていきました。

趣味と夢の重要性



井上氏は、自己の経験についても率直に共有しました。彼はかつてNFL選手を目指し、アメリカンフットボールの道を追いかけたものの、夢を叶えることはできませんでした。しかし、この挫折感が現在の起業や教育活動へとつながっていることを明かし、「失敗から学ぶことの重要性」を強調しました。この経験をもとに、次代の子どもたちに挑戦する大切さを伝えたいと強く願っています。

課題解決のためのグループワーク



授業の後半では、子どもたちが自分たちの日常から「不思議」「不便」「不満」と感じることをテーマにグループワークを行いました。「否定しない」というルールを設定し、個々の意見を尊重しながら、チームで解決策を考える姿勢が求められました。この作業を通じて、彼らは実際に社会の一部として何をすべきかを考える貴重な体験をしました。

伝えたメッセージ



授業の締めくくりには、「大切なのは『行動し続けること』」という井上氏からのメッセージが贈られました。好奇心を持ち、「なんでだろう?」と考える力を伸ばすこと。そして、まずは実行に移すことの大切さを強調しました。アントレプレナーシップは特別なものではなく、誰もが日常の中で発揮できる力であることを、子どもたちに伝えた井上氏の言葉は、45分の授業を通じてしっかりと心に刻まれました。

まとめ



市原市立辰巳台東小学校での特別授業は、子どもたちが自身の意見を持ち、行動に移すことの重要性を学ぶ機会となりました。井上友綱氏のアプローチは、企業経営者としての視点だけでなく、教育者としての情熱をもって子どもたちに響いたことでしょう。今後、このようなアントレプレナーシップ教育がさらに広がることを期待したいと思います。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
Pestalozzi Technology株式会社
住所
東京都新宿区西早稲田1-22-3早稲田大学アントレプレナーシップセンター
電話番号

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。