クレジットカード満足度調査
2024-09-17 18:37:56

2024年米国クレジットカード顧客満足度調査の結果が明らかに

2024年米国クレジットカード顧客満足度調査結果



J.D. パワーは、2024年8月15日に米国のクレジットカード顧客満足度調査の結果を発表しました。この調査は毎年行われており、1年間のクレジットカード利用者の満足度を多角的に評価しています。特に、今年の調査では利用者の財務状況やカード利用の傾向に変化が見られました。

調査の概要



調査はインターネットを通じて38,852名のクレジットカード利用者を対象に実施され、可視化されたデータは1,000ポイント満点で評価されます。満足度に影響を与える要因として、利用条件、カード管理、会員向けサービスなどが考えられます。

クレジットカード利用者の財務状況



興味深いことに、調査によると米国のクレジットカード利用者の54%が「財務的に不健全」とされ、平均金利の上昇が影響しています。特に、51%の利用者がリボ払いの負債を抱えているという問題が浮き彫りになっています。これにより、ポイントやマイルカードからキャッシュバックカードへと移行する傾向が顕著になっています。

キャッシュバックカードの人気



今年の調査結果では、キャッシュバックカードを利用している利用者が58%に達する一方で、ポイントやマイルを重視するユーザーは31%にとどまりました。年会費の安さや無料の魅力が、キャッシュバックカード利用者を引き付けているようです。

リボ払いと高金利への懸念



リボ払いを活用する利用者は、過去2年にわたり51%で変わっていません。新規リボ払い購入時の平均金利は前年の14.6%から15.6%に上昇したことからも、利用者の財務健全性に懸念が広がっています。これにより、クレジットカードの特典が生活の向上につながると考える利用者は25%に減少しました。

顧客満足度ランキング



クレジットカード発行会社の満足度ランキングでは、アメリカン・エキスプレスが634ポイントで5年連続の第1位に輝きました。続いて、ディスカバーとキャピタル・ワンがそれぞれ629ポイント、620ポイントで続いています。コストパフォーマンスの良いカードが利用される中で、特定のサービスへの評価がどのように影響するか、注意深く見守る必要があります。

課題と展望



調査結果からは、利用者の財務状況が顧客満足度に大きく影響していることが明らかになりました。特にリボ払い負債があると、満足度が大きく低下しており、カード発行会社には顧客に寄り添った対応が求められています。今後さらに、多様なニーズに応えるプランやサービスの提案が期待されるでしょう。自動化されたカスタマーサービスは満足度が低く、対人対応が重要視されていることも注目されたポイントです。クレジットカード発行会社は、これらの課題を踏まえて、よりよい顧客体験を提供していく必要があります。

この調査を通じて、利用者のニーズやトレンドの変化を捉え、クレジットカード業界全体がどのように進化していくか、注目していきたいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社ジェイ・ディー・パワー ジャパン
住所
東京都港区虎ノ門5-1-5メトロシティ神谷町8F
電話番号
03-4570-8445

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