三島由紀夫朗読公演
2025-03-27 12:35:24

三島由紀夫生誕100年記念朗読公演『邯鄲』と『葵上』の魅力解剖

三島由紀夫生誕100年記念朗読公演



2025年5月、東京の有楽町朝日ホールにて、三島由紀夫の生誕100年を記念した朗読公演が開催されます。この公演では、三島が能楽の形式を借りて現代的に描き出した名作、『近代能楽集』からの『邯鄲(かんたん)』と『葵上(あおいのうえ)』が上演されます。演出は大河内直子が手掛け、豪華なキャストによりお届けします。

三島由紀夫と『近代能楽集』



三島由紀夫は1925年に東京で生まれ、文学活動を通じて、日本文化の深い理解と表現を追求してきました。『近代能楽集』は、彼が能の形式に触発されて創り上げたもので、各作品は彼自身の言葉によって新たな生命を吹き込まれています。1950年に発表された『邯鄲』をはじめ、以降1956年までに計8作が発表されており、演劇界の中でも国際的に評価されています。

上演作品のあらすじ



『邯鄲』について


『邯鄲』は、主人公の次郎が過去に乳母の菊から受け継いだ不思議な枕を巡る物語です。この枕を用いて夢の中で様々な人々と出会う次郎は、人生の虚しさに直面します。美しい夢の世界と現実の狭間での次郎の揺れ動く心情が描かれています。

『葵上』について


『葵上』は、奇病で入院する葵が暗闇の中で苦しむ病室で、彼女の夫である若林光がかつての恋人・六条康子と再会する物語です。康子の存在が葵を苦しめる中、光は康子との記憶に引き戻され、愛の間で揺れる葛藤がスリリングに展開されます。

出演者と演出家



朗読公演では、朝海ひかる、多和田任益、中尾暢樹、田野聖子、今拓哉、青山達三といった多彩な実力派俳優が出演します。また、演出の大河内直子は、著名な演出家・蜷川幸雄の下で多くの作品に関わってきた経験を持ち、彼女がどのように現代劇としてこれらの作品を読み解くのかが注目です。

公演情報



公演は2025年5月13日(火)の18時と、5月14日(水)の13時・17時に行われます。会場は有楽町朝日ホール、チケットは一般8,800円、学生5,500円で、2025年4月19日(土)から一般発売が開始されます。チケットはチケットぴあ及びイープラスで購入可能です。

終わりに



三島由紀夫の作品は、時代を超えた普遍性を持ちながらも、常に新しい解釈が求められています。朗読公演を通じて、彼の言葉の美しさだけでなく、演劇の持つ力強いメッセージを再確認できる良い機会となるでしょう。日本文化の重要な一部分を体感できるこのイベントに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
株式会社ミックスゾーン
住所
東京都千代田区有楽町1-9-3ニッポン放送7階
電話番号
03-6551-2911

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