新たな海の旅を切り開く「金波銀波」
2025年7月12日、静岡県熱海市の富士急グループが新たに運航を始める高速船「金波銀波(きんぱぎんぱ)」の初航海が実施されます。この船は、熱海と初島を結ぶ航路に新たな風を吹き込む存在となるでしょう。コンセプトは「船まるごと初島」。ただの移動手段ではなく、船自体が初島の一部として楽しめる体験が特徴です。
特徴満載の船内デザイン
「金波銀波」の船内は全4階構成で、特に注目すべきは1階前方にある「特別室:金富士」です。このプライベートスペースからは大きな窓を通して広がる海の光景が一望でき、航海中には富士山も見ることができる特別な体験が待っています。また、2階の遊歩デッキは竹馬風のベンチが配置された公園のような空間で、お子様に最適な設計となっており、ダイナミックな海の景色を楽しむことができます。さらに、人工芝の広場や波しぶきを間近で感じることができる特別なボックスシートも用意されており、家族や友人と共にリラックスしながら船旅を満喫することができます。
新たなリゾート体験を提供
今回の運航は「初島リゾートライン」として名称を新たにし、多くの人々がリゾート気分を楽しめるように生まれ変わりました。夏休みシーズンを前にしてのスタートなので、是非とも新しい「金波銀波」でのひとときを体験してみてはいかがでしょうか。
就航イベントのお知らせ
就航日には記念イベントが開催される予定で、今回のゲストには「最強キッズ芸人」として知られる小島よしおさんが登場します。彼は初出航の船長も務め、特別なスタートを盛り上げる役割を果たします。以下、イベントの概要です。
イベントスケジュール
- - 日時: 2025年7月12日(土)9:45~
- - 場所: 熱海港特設会場
- - スケジュール:
- 9:45~10:15: 就航記念イベント(小島さんのトークとパフォーマンスショー)
- 10:20~10:40: お客様乗船準備
- 10:40: 小島さんが「金波銀波」に乗船し、出港します。
- 11:10: 初島港到着
船の基本情報
「金波銀波」は、全長44メートル、全幅8.2メートル、総トン数292トンを誇ります。最大速度は18.6ノット(時速約33.5km)で、定員は約630人となっています。運行時間は、熱海発10時40分、初島発17時50分です。乗船料は大人(中学生以上)が2,900円、小学生が1,450円となっており、幼児は大人1名につき1名が無料です。また、特別室「金富士」は最大8名まで利用可能で、定額4,000円で貸切できます。これは、既存船「イルドバカンス三世号」を大幅に改装し、新たに誕生した船です。
デザインのこだわり
「金波銀波」の外装は初島の岩石をモチーフにした黒色を基調とし、国産レモンの黄色をアクセントに取り入れています。親しみやすく、視覚的に印象に残る外観です。また、船内のデザインは、デザイナーの川西康之氏によって手がけられ、利用者がリラックスできる空間が演出されています。お客様が快適で非日常的な船旅を心ゆくまで楽しめるよう、細部にこだわった設計がなされています。
まとめ
新たな高速船「金波銀波」の登場により、熱海と初島の間の移動がより魅力的な体験へと進化します。この船旅は、リゾート気分を味わいながら非日常を楽しむことができる新しい提案です。ぜひ、初島での素敵な思い出を作りにいらしてください。