データ流通の国際標準
2026-08-05 10:18:09

データ流通の安全性向上へ向けた国際標準規格審議開始

データ流通の革新に向けて



近年、IoT(モノのインターネット)が急速に進化しており、様々な領域でのデータ利用が進んでいます。これに伴い、データの経済的価値は高まり続けていますが、その反面プライバシーやセキュリティに対する懸念も増加しています。このような中、TISインテックグループのTISI株式会社、公立大学法人広島市立大学、株式会社ミルウス、一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会の4者は、国際標準化に向けて「セキュアなセンサデータストアシステム」の提案を行いました。

国際規格提案の背景



データは、特に医療や介護領域において、多くのサービスの基盤となっています。例えば医療従事者同士が高齢者の健康データを共有する際には、患者本人の同意を得る必要があります。しかし、これにはさまざまな課題が存在しました。本人の同意にかかる負担や、情報漏洩のリスクを抱える中で、「セキュアなセンサデータストアシステム」は、その解決策として浮上したのです。

新たなシステムの特長



このシステムは、ウェアラブルデバイスで取得したセンサデータを安全に管理・保存するためのものです。国際標準規格として引き合いに出されているこのシステムは、データの運用を分散させることで、コストとリスクの削減が期待されます。加えて、利用者のQoL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上も見込まれています。

標準化に向けた活動



4者は、経済産業省の公募を通じて、このシステムの国際標準化のために様々な活動を行ってきました。具体的には、

1. センサデータの安全な蓄積と管理に関する標準化原案を作成。
2. ユーザーデータ提供に関する同意プロセスを定義。
3. この原案に基づく「リファレンスシステム」を開発し、その実用化実証を実施。

これらの取り組みにより、待望の国際標準規格としての承認を受けました。

今後の展望



今後は、2027年度を目指して国際標準規格を発行するための作業が進められます。また、「センシングIoTデータコンソーシアム」との協力を通じて、既存の標準規格と連携しながら、広範な利用促進活動を展開する計画です。これは、個人が自身のデータを誰に、どの程度まで渡すかを選べる基盤を整えることを目指しています。

実際の利用シーン



たとえば、高齢者の健康データが医師や介護士といった関連事業者と共有される際にも、本人の同意に基づき、適切に管理されることが期待されています。このような取り組みが進む中、将来的には家庭の生活支援ロボットから得られる情報なども含め、個人の意思でデータを安全に管理できる社会の実現が近づくことでしょう。

結論



「セキュアなセンサデータストアシステム」は、データ流通の透明性を高め、プライバシーの保護を強化するための重要な一歩です。今後もこの分野に注目し続けましょう。国際標準規格の動向とともに、IoT分野での新たな進展を期待したいところです。


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会社情報

会社名
TISI株式会社
住所
東京都新宿区西新宿8-17-1住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071

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