阿蘇市にサテライトオフィス「ASO&Co.」が誕生
熊本県阿蘇市内の内牧に、株式会社think garbage(シンクガービッジ)がサテライトオフィス「ASO&Co.」を新たに設置しました。このオフィスは2023年3月4日から運用が開始され、地域社会に貢献することを目的としています。特に、制作や集客支援、コンサルティング、ブランディングに注力し、移住促進や阿蘇の草原のPR、教育のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していく計画です。
開設の背景
近年、テレワークの普及により、地方への移住が注目されています。また、デジタル技術の向上により、地域経済にも新たな風を吹き込むべく、取り組みが進められています。シンクガービッジは、このような動きに呼応し、地方創生の活動にデジタル技術を取り入れたサテライトオフィスを設立しました。
地域特性を生かした持続可能な経済社会の構築を目指し、有望なIT企業を誘致することで若年層の雇用を創出し、地域産業の活性化を図ります。これにより、企業の誘致、雇用機会の拡大、人材育成などが相互に影響し合い、持続可能な環境を形成していく方針です。
阿蘇市への進出理由
シンクガービッジは1987年に発表された「我々の共通の未来(Our Common Future)」の理念を重視しています。この理念に基づき、阿蘇市の固有の資源や地理的特性を生かしつつ、環境と開発の調和を重視した取組に挑むことが進出の大きな理由です。 具体的には、阿蘇地域の草原は、脱炭素や生物多様性の保全、水源の涵養、減災といった機能を担っています。これにより、持続可能な観光地としての評価も高められています。
ASO&Co.の事業展開
「ASO&Co.」では、デジタル田園都市国家構想に基づき、以下の活動を通じて地域の魅力向上に努めます:
- - 移住促進
- - 教育のDX推進
- - 草原文化の普及
- - ナイトツーリズムの開発
- - ふるさと納税商品の開発
- - 観光DXを通じた受入態勢の改善
この活動には、地域住民や企業が一丸となって取り組むことが求められます。「あそで、ともに、はたらく」をコンセプトに、地域全体の活性化を図ります。
成長の一翼を担う入居企業
「ASO&Co.」には、以下の10社が入居しています:
1. 株式会社カヤック
2. 株式会社サニーサイドアップ
3. 株式会社D-HORIZON
4. 株式会社帆に風
5. 株式会社ケーエイチプラス
6. 株式会社グリームデザイン
7. 株式会社マルカケ
8. 有限会社日航観光社
9. 株式会社フレンド
10. 株式会社西九州建設一級建築士事務所
これらの企業はそれぞれの専門性を活かしつつ、阿蘇市の価値向上に寄与します。教育や観光、文化など多様な領域での取り組みを通じて、地域の持続可能な成長を目指します。
持続可能な未来へ向けて
シンクガービッジは「アイデア」と「デザイン」を基盤に、地域の独自性を輝かせ、ITによってその魅力を発信することで付加価値を生み出します。これを通じて地域の真の魅力を引き出し、未来に向けたサステナブルな開発を進めます。
皆さんも「ASO&Co.」の取り組みに注目し、地域活性化に向けた新たな試みに参加してみてはいかがでしょうか。