2024年顧客サポート調査の結果発表
トライベック株式会社が発表した「顧客サポート調査2024」では、デジタルサポート評価指数のランキングが明らかになりました。この調査は、23の分野から123の企業やサービスを対象として、利用経験者からの評価を基にしています。デジタルサポートの形態は多様で、公式サイトやアプリ、LINE公式アカウントなどが含まれています。
デジタルサポート評価のトップ2
ランキングにおいて、1位に輝いたのは任天堂で、2位はソニー(PlayStation)が獲得しました。これらの企業は、特に動画コンテンツを通じてサポート情報を提供しており、ユーザーが求める機器の設定方法やゲームのダウンロード方法を分かりやすく解説している点が特徴です。任天堂の公式サイトでは、動画にチャプター機能が組み込まれているため、特定の手順を即座に確認できる便利さが評価されています。
大躍進を遂げた大阪ガス
また、大躍進を遂げたのが大阪ガスです。前回の99位から4位に急上昇しました。「マイ大阪ガス」などの会員向けサービスの充実が功を奏し、利用率や使いやすさが向上しています。これにより、顧客からの評価も高まり、ブランドの信頼性向上につながったといえるでしょう。
ヤマト運輸のデジタル活用
さらに、宅配業界ではヤマト運輸が5位にランクインしています。2024年問題を受け、特にデジタルサポートの強化が求められる中、同社はアプリやLINE公式アカウントを効果的に活用し、便利さを提供しています。例えば、配達時の事前通知や再配達依頼の手続きが容易で、利用者からは「発送通知が便利」と好評を得ている様子が見受けられます。彼らの取り組みは、デジタル化が進む現代社会においてビジネスの競争力を高める要因となっています。
デジタルサポートの進化
インターネットが普及し、顧客と企業の接点が増加する中で、デジタルサポートの重要性はますます高まっています。特に、製品やサービスを購入する際のサポートや顧客とのエンゲージメントがより一層強化されることが期待されます。今後は、ユーザーが求める情報を即座に提供するだけでなく、アップセルやクロスセルにつなげる戦略も重要となるでしょう。
調査概要
今回の調査は、2024年6月3日から18日にかけて実施され、インターネット上でのアンケート調査によって行われました。有効回答者数は10,000人に上り、幅広い視点からの評価が集められています。調査対象としてはOTC医薬品、化粧品、宅配業者、航空会社など多岐にわたります。
調査の詳細な結果については、
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トライベック株式会社は、ブランド戦略の研究を行う機関であり、企業のデジタルメディアの価値評価を行うなど、ブランドやオウンドメディアの品質向上に取り組んでいます。