蓄電所開発で提携
2025-05-07 14:31:26

日本蓄電池とサンヴィレッジが業務提携、2025年に100MWの蓄電所開発へ

日本蓄電池とサンヴィレッジが進める新たな蓄電所開発



日本蓄電池株式会社(以下、当社)は、株式会社サンヴィレッジと業務提携契約を結んだことを発表しました。この提携により、両社は2025年度末までに合計出力100MW(蓄電池容量約400MWh)の系統用蓄電所の開発を目指します。地域のエネルギー安定供給に向けたこのプロジェクトは、脱炭素社会の実現を目指す中で重要な意義を持っています。

脱炭素社会実現の重要性



現代の社会では、カーボンニュートラルの推進や再生可能エネルギーの導入が急務とされています。電力の安定供給を支える「調整力」は、今後ますます重要な課題となるでしょう。これを解決するために、当社は系統用蓄電池の設置に関する実務を進め、用地の選定や電力会社との調整、蓄電池ソリューションの選定を行います。そうして、安全で信頼性の高い蓄電所を構築していく予定です。

プロジェクトの具体的な展開



2025年には20箇所、さらに2026年までには80箇所の蓄電施設の運転を開始することを目指しています。特に、春日井市では2025年5月7日に、サンヴィレッジが開発とEPCを担当する2MW/8MWhの高圧蓄電所が商業運転を始めます。この蓄電所は、両社の共同プロジェクトとしての初の施設でもあります。

春日井西尾蓄電所の概要



  • - 蓄電所の容量: 2MW/8MWh(高圧)
  • - 設置場所: 愛知県春日井市(中部電力管内)
  • - 蓄電池システム: HUAWEI製 LUNA2000-2.0MWHコンテナ型蓄電池×4台
  • - 運転開始日: 2025年5月7日
  • - 取引市場: 容量市場、需給調整市場、卸売市場

サンヴィレッジの事業理念



サンヴィレッジは、2012年の創業以来、地域との調和を重視し、安全かつ安心な発電所の開発に努めてきました。さらに、近年は業界の先駆者として非FIT(固定価格買取制度)太陽光発電所の開発にも取り組んでおり、系統用蓄電池の開発に関しても全国各地で進めています。

未来への展望



両社の連携により、系統用蓄電池事業が発展し、より多くの方々が参加しやすい金融商品としての蓄電所も構築予定です。このプロジェクトが実現することで、再生可能エネルギーの普及が進み、さらに持続可能な社会の実現に貢献できることでしょう。今後の動きに注目です。

会社情報



サンヴィレッジ
  • - 社名: 株式会社サンヴィレッジ
  • - 代表: 代表取締役 三村 挑嗣
  • - 所在地: 栃木県足利市寺岡町351番地
  • - 事業内容: 太陽光発電所、系統用蓄電所の開発および再生可能エネルギー事業
  • - 会社ホームページ: サンヴィレッジ公式サイト

日本蓄電池
  • - 社名: 日本蓄電池株式会社
  • - 代表: 代表取締役会長 片地 格人、代表取締役社長 漆原 秀一
  • - 所在地: 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング13階
  • - 事業内容: 系統用蓄電所の建設・運営、電力供給および販売等
  • - 会社ホームページ: 日本蓄電池公式サイト


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会社情報

会社名
日本蓄電池株式会社
住所
東京都千代田区霞が関3-2-5霞が関ビルディング13階
電話番号
03-6550-9797

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