サイボウズの「グローバルカスタマーセンター」がマニラに始動
2025年3月17日、株式会社TMJPがフィリピン・マニラに新たに設立した「グローバルカスタマーセンター」の運営が開始されます。このセンターは、日本のサイボウズ株式会社より業務を受託し、主に業務システムの導入を支援する役割を果たします。
1. 背景と目的
サイボウズ社が提供するクラウドサービス「kintone」は、これまでに37,000社以上が導入し、特にアジア地域での拡販が進んでいます。導入企業のニーズに応え、フル機能を活用してもらうため、新たなサービス体制が急務となっていました。顧客の期待を超えるサービスを目指し、TMJPが運営するマニラ拠点が設立されることとなりました。こちらでは、カスタマーサポートだけでなく、コンシェルジュ的な対応を行うことが求められます。
2. TMJPの強み
TMJPは、フィリピンマニラの地理的優位性を活かし、英語対応やテクニカルサポートの両面を兼ね備えた環境を整えています。また、日本企業の母体による「おもてなし文化」を取り入れた顧客サービスを提供することが可能です。これにより、高品質な対応が求められるカスタマーセンターの運営が実現します。
3. 業務習得と文化理解
2025年3月の本稼働に向けて、2024年11月からはOJT研修や平行運用も実施されます。このプログラムでは、TMJPスタッフがサイボウズ社の国内カスタマーセンターでの実務経験を通じて、会社の理念や文化を体験し、顧客に感動をもたらすサービスを理解することが重要視されています。
4. 今後の展望
サイボウズの「グローバルカスタマーセンター」は、今後3つのステップでサービスを高度化させる計画です。第1ステップでは、APAC地域の導入顧客へのメール対応を開始し、安定運用を確立します。第2ステップでは、メール以外の問い合わせチャネルも導入し、オペレーターによる即時対応を実現します。最後のステップでは、24時間365日の対応体制を整え、サポート対象地域を広げることを目指します。
この取り組みを通じて、サイボウズ社のkintoneユーザーの利用率向上も図り、グローバルなサービス展開を推進していく考えです。 TMJPは、「global success story」を企業のミッションに掲げ、クライアントと共に成功を収めることを目指します。
5. まとめ
この新たなグローバルカスタマーセンターは、サイボウズ社が掲げる「チームワークあふれる社会を創る」という理念を具現化する重要な拠点となります。顧客満足度を高めるために、TMJPとサイボウズ社が一体となってサービスを進化させていくことに期待が高まっています。