新しい法令リサーチツール「SmartRoppo」の誕生
法令に携わるプロフェッショナルにとって、正確なリサーチ業務は欠かせないものです。この度、SmartRoppo株式会社は法務分野の新しいツール「SmartRoppo」の有償β版を2024年3月1日より提供開始することを発表しました。このサービスは、法令リサーチにおける様々な課題を解決し、業務の効率化を図るために設計されたWebサービスです。
SmartRoppoとは何か?
SmartRoppoは、特に企業法務に関連する法令に特化しており、会社法や金融商品取引法といった難解な法律文書の内容を、ユーザーがスムーズに理解できるよう支援します。従来の法令集では、各条文間に散在する情報を追いかけるのに多大な時間を必要としましたが、SmartRoppoは独自のデータ解析技術でこれを一元化し、業務の負担を軽減します。
SmartRoppoの特長
1.
明確な参照関係の表示: SmartRoppoは、法令内の定義語や引用条文、下位規則などの関係を自動的に解析し、直感的に表示します。これにより、対象とする情報へ即座にアクセスできます。
2.
全文横断検索機能: 9,000以上の法令から必要な情報を瞬時に検索でき、常に最新の法律情報を手にすることができます。
3.
不明確な定義語の解消: 文章の中に埋もれた定義語も自動で集約され、必ず確認することが可能です。
4.
ガイドラインの集約: 複数の官公庁から提供されるガイドラインやパブリックコメントについても、一括して検索する機能を持ち、効率的なリサーチが実現します。
5.
ナレッジマネジメントの強化: ユーザーは任意の文献や資料に対してリンクを埋め込むことができ、自分だけの法令データベースを構築できます。これにより、個別のリファレンスも簡単に行うことが可能です。
有償β版の意義
このツールは、2019年にプロトタイプを公開して以来、多数のフィードバックを受けて新たにリニューアルされました。実務経験を元にした使いやすさへのこだわりは、法務に関わる方々のニーズにしっかりと応えます。今後もユーザーからの声を元に機能改善を続け、新たなニーズに応じた機能を追加していく予定です。
会社概要
SmartRoppo株式会社は令和5年に設立され、法務に特化したリサーチツールの開発・運営を行っています。本社は東京都千代田区にあり、CEOの山内達也氏は弁護士としての実務をもとにこのツールを設計しています。詳細な情報や新規会員登録は公式サイトから行うことができます。
法務プロフェッショナルにとって、時間は金銭以上の価値を持ちます。SmartRoppoの導入により、その価値をより一層引き出すことが期待されます。