渋谷PARCOの新店舗
2025-09-05 09:23:18

渋谷PARCOに常設店舗「nugu」が韓国ファッションの魅力を発信

渋谷PARCOに常設店舗「nugu」がオープン



2025年9月19日、東京・渋谷のPARCOにファッションECプラットフォーム「nugu」が、韓国を代表する百貨店「現代百貨店」と協力して常設型の韓国ブランド専門店を開店します。これは現代百貨店のグローバル展開プロジェクト「THE HYUNDAI GLOBAL」における日本初のオフライン拠点であり、韓国ブランドが日本市場に着実に進出する重要な一歩と言えます。

店舗は渋谷PARCOの4階に位置し、常設とはいえ1~2か月ごとに取り扱うブランドが入れ替わる「ローテーション型」です。初回のブランドには、韓国のZ世代に支持されている「TREEMINGBIRD」が選ばれています。日本における初のポップアップ出店であり、多数のイベントも予定されています。


グローバル展開の推進



現代百貨店は韓国内で23店舗を展開するプレミアム百貨店で、市場での強い競争力を持っています。その中で2021年に開店した「THE HYUNDAI SEOUL」は未来型百貨店として注目を集め、国際的な視点を持つ消費者に新たな体験を提供しています。一方、nuguは現代百貨店の戦略的な投資を受けて成長。日本のZ世代に感度の高い韓国ブランドを届けるプラットフォームとして急成長を続けています。

nuguは、オンラインプラットフォームの運営、インフルエンサーマーケティング、オフライン事業を組み合わせ、日本国内での認知度向上に努めています。意外にも、現在nuguの会員数は100万人を超え、日本最大級の韓国ファッションプラットフォームに成長しています。2023年からは、「THE HYUNDAI GLOBAL」プロジェクトを通じて日本市場へ韓国ブランドを紹介し続け、ポップアップストアを経て常設店舗に移行することで、ブランドの安定した進出を目指します。


主要エリアへの拡大計画



今回の渋谷PARCO店舗は、これまでのポップアップストアから進化した初の常設店舗で、持続的にブランドを紹介できる意義を持っています。2024年には現代百貨店から約300億ウォン(約30億円)の投資を受け、日本でのオフライン事業を本格化させる計画です。これにより、nuguの顧客キュレーション力とプラットフォーム運営のノウハウが活かされ、多くのブランドが長期的に市場に浸透できるようになります。

両社は2026年までに、日本の主要なエリアに5店舗の常設リテールショップを開店し、2026年上半期には表参道に大型の旗艦店をオープンする計画です。これによって、短期的な施策では構築が難しかったブランドの価値を長期的に発展させられる可能性が高まります。


オンラインとの連携



常設店舗の開業に合わせて、nuguは自社ECモール内に「THE HYUNDAI GLOBAL館(仮称)」も新設。この取り組みにより、日本の顧客が店舗とオンライン両方を利用できる環境が整えられます。今後は、台湾や香港を含むアジアの主要地域にも事業を拡大していく方針で、パートナー企業との協業を通じてポップアップやデジタル施策を組み合わせたグローバル戦略を推進します。

nuguのCBOパクハミン氏は「渋谷での常設店舗は韓国ブランドのグローバル展開における転換点」と述べ、これまでのテスト的なポップアップから、安定した基盤を築く重要なステップであるとしています。現代百貨店の担当者も「ブランドが自ら大きなリスクを負わずとも、効率的かつ安定的に日本市場に進出できる」と語り、今後の展望に期待を寄せています。

その結果、nuguと現代百貨店は、ブランド調達から店舗運営、マーケティングに至るまで、統合したビジネスモデルの構築を目指します。この新たな試みは、今後の韓国ブランドの日本市場での定着を確実に進めるでしょう。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
株式会社medicarelabs
住所
ソウル特別市江南区論峴路6444階
電話番号
070-5015-5816

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。