クラウドサービスのセキュリティを大幅向上！GMOトラスト・ログインの新サービス登場

企業向けIDaaSの新しい選択肢

GMOグローバルサイン株式会社は、2025年7月23日より「GMOトラスト・ログイン for 奉行クラウド」の提供を開始します。これは、株式会社オービックビジネスコンサルタント（OBC）との協力により実現したもので、主に企業向けのシングルサインオンサービス（IDaaS）です。

1. サービスの背景と目的

昨今、クラウドベースの業務システムが急速に普及しており、この流れの中で企業はセキュリティ強化の必要性に迫られています。特に、情報漏洩や不正アクセスのリスクが増加する中、複数のIDとパスワードを管理する煩雑さは企業にとって大きな課題です。そこで、「GMOトラスト・ログイン for 奉行クラウド」は、これらの問題を解決するための新たなソリューションであり、ユーザーは「奉行クラウド」を利用する際に、一つのアカウントで複数のサービスへのログインを容易に行えるようになります。

2. 一元管理の利点

この新サービスの最大の特徴は、IDとパスワードの管理が一元化される点です。これにより、煩雑な管理から解放されるとともに、セキュリティが向上します。従業員は、複数のSaaSや社内システムへのアクセスを一つのクリックで行うことができ、業務の効率化が図られます。また、オンプレミスで奉行シリーズを導入している企業でも、移行作業が簡易化され、スムーズなシステム移行が実現します。

3. ID管理の効率化

「GMOトラスト・ログイン」は、SAML2.0プロトコルに基づくフェデレーション方式を用いており、OBCが提供するサービスとの親和性を高めています。これにより、従業員が使用する業務用アプリケーションの設定工数を削減でき、導入当初からスムーズな運用が可能となります。

さらに、このサービスは多様な認証方式をサポートしており、自社のセキュリティポリシーに合った設定が可能です。特に、多要素認証やアクセス制限機能は、セキュリティ強化に欠かせません。

4. 導入の意義

OBCの代表取締役社長、和田成史氏は、「GMOトラスト・ログイン for 奉行クラウド」の登場を歓迎しており、これによりユーザーの業務が一層効率化されることを期待しています。また、今後共同セミナーを通じて、ID管理の効率化やセキュリティ対策に関する情報を提供し、さらなるサービス向上を目指す考えです。