航空宇宙産業展2009
2009-10-02 10:37:38

東京国際航空宇宙産業展2009:日本の航空宇宙産業の未来へ

東京国際航空宇宙産業展2009:日本の航空宇宙産業の未来を示す一大イベント



2009年11月4日から6日までの3日間、東京ビッグサイトにて開催された『東京国際航空宇宙産業展2009』(ASET 2009)は、日本の航空宇宙産業の未来を示す、重要なイベントとなりました。東京都と株式会社東京ビッグサイトの共催により実現したこの展示会は、航空宇宙産業の振興、製造業の発展、そして中小企業の航空関連市場への参入支援を目的として企画されました。

規模と参加企業



ASET 2009は、271社・団体(共同出展者を含む)と217小間という大規模な展示会となりました。これは、初開催にもかかわらず、国内外の多くの企業が参加を表明したことを示しています。航空宇宙関連の大手企業から中小企業まで、幅広い規模の企業が参加し、活気ある商談の場が形成されました。海外からの出展も8カ国・地域から決定しており、国際的な連携も強化されました。メッセ・ベルリン社(ドイツのILAベルリン国際航空宇宙ショー主催者)もインターナショナル・パートナーとして参加しました。

展示内容と併設イベント



展示会では、複合材加工技術、表面処理技術など、日本の航空宇宙産業を支える高度な技術や製品が数多く展示されました。工作機械、特殊産業用機械、電気計測器、航空機・同付属製品、素材・新素材など、幅広い分野の製品が出展され、来場者の注目を集めました。

さらに、展示会を盛り上げる様々なイベントが開催されました。毎日新聞社共催による「日本の翼世界へ未来へ~ニッポンからMRJへ~」と題したトークセッションでは、三菱航空機や全日本空輸のトップが登壇し、国産ジェット旅客機MRJの開発への取り組みや日本の航空産業の未来について議論しました。他にも、ボーイングやエアバスといった機体メーカーを交えたシンポジウム、JAXAによる講演会、防衛省技術研究本部の発表など、多彩なプログラムが来場者を楽しませました。東京消防庁と警視庁によるヘリコプターの飛行実演も、来場者から大きな注目を集めました。

日本の航空宇宙産業への期待



ASET 2009は、単なる展示会にとどまらず、日本の航空宇宙産業の技術力と可能性を世界に発信する、貴重な機会となりました。日本の高度な加工技術、独創的な開発力は、世界市場において大きな競争力となります。この展示会を通じて、更なる技術開発、産業振興、そして国際的な協力関係の構築が期待されています。特に、アジア地域における日本の役割拡大という観点から、東京というワールドシティでの開催は大きな意義を持ちました。

まとめ



ASET 2009は、日本の航空宇宙産業の現状と未来を示す、非常に成功したイベントとなりました。多くの出展者と来場者、そして関連機関の協力により、日本の航空宇宙産業の更なる発展に貢献したことは間違いありません。今後、日本の航空宇宙産業が世界をリードしていくために、継続的な技術革新と国際協力が不可欠であり、ASET 2009はその礎を築いたと言えるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社東京ビッグサイト
住所
東京都江東区有明3-21-1
電話番号
03-5530-1111

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