高専の新技術説明会、オンラインでの開催のお知らせ
独立行政法人国立高等専門学校機構は、国立研究開発法人の科学技術振興機構(JST)との共催で、2023年10月8日(火)に高専新技術説明会を実施します。このオンラインイベントでは、特許技術に基づく新技術が発表され、企業や研究者が連携を深める機会が提供されます。
イベントの概要
この説明会は、各高専からの新たな研究成果としての特許技術による発表を中心に行われます。ビジネスマッチングを意識したプレゼンテーションが行われ、技術に興味を持つ企業の方々にとって有益な情報が提供される予定です。参加は無料で、気軽に参加できるオンライン形式です。
開催日程
- - 日付: 2023年10月8日(火) 13:25~15:55
- - 会場: オンライン開催
- - 対象: 新技術や産学連携に関心のある企業関係者
- - 参加方法: ウェブサイト経由で申し込む必要があります。申し込みは、10月7日(月)の24:00まで受け付けています。
プログラム内容
説明会では、以下のような新技術が紹介されます。
1.
エネルギー分野
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固体高分子型燃料電池カソード触媒高活性化に向けたイオン液体機能層の開発
- 奈良工業高等専門学校の山田准教授が発表。新たに開発されたホスホニウムイオン液体が触媒の活性を向上させる機能を持つことが紹介されます。
2.
計測技術
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回転型永久磁石による鋼床版橋梁溶接リブき裂の検査技術
- 鈴鹿工業高等専門学校の板谷准教授が登壇。新しい探傷システムが省エネルギー化に成功した点を強調します。
3.
情報技術
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公開気象情報と機械学習による交通運行予測
- 仙台高等専門学校の園田教授による発表では、気象データと機械学習を用いた運行予測が紹介される予定です。
4.
アグリバイオ分野
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リュウキュウ松抽出物による小児アレルギー抑制研究
- 沖縄工業高等専門学校の池松教授が発表。生物資源の利用による新たなアレルギー抑制効果が期待されています。
5.
材料開発
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浄化機能を持つポルフィリン抗菌・抗藻剤
- 宇部工業高等専門学校の廣原教授による発表。新たな抗菌剤が市販の製品よりも優れた効果を持つことが報告されます。
参加への意義
この高専新技術説明会は、大学と産業界の架け橋となる重要なイベントです。新しい技術やアイディアが生まれ、それをビジネスに結びつけるための機会を提供します。産業界の関係者はぜひ参加し、新技術の可能性を探求してください。
高専機構について
独立行政法人国立高等専門学校機構は、日本の技術者を養成するために設置された機関であり、全国に51の国立高等専門学校を運営しています。高専は、実験や実習を重視した教育を通じて、学生に専門的な知識と技術を身につけさせ、社会での活躍を支援しています。
詳しい情報や申し込みは、以下のリンクからご確認いただけます。
高専新技術説明会の詳細