目黒区と東京ガスが連携協定を締結しゼロカーボンシティを目指す

目黒区と東京ガスが結ぶゼロカーボンシティへの架け橋

2025年8月6日、目黒区と東京ガス株式会社は、2050年ゼロカーボンシティ実現に向けた連携協定を締結しました。この協定は、目黒区が掲げる環境政策をさらに前進させる重要な一手として注目されています。

ゼロカーボンシティに向けた目黒区の取り組み

目黒区は、2022年に2050年のゼロカーボンシティを宣言しました。これに続き2023年には「目黒区環境基本計画」を改定し、具体的な施策を展開しています。目黒区長の青木英二氏は、2030年度までに区内のCO2排出量を2013年度比で50%削減することを目指しています。この目標達成のために、区民や事業者と協力しながらさまざまな施策を進めています。

この度の協定により、目黒区は東京ガスの専門的知見を活用し、今後の脱炭素化に向けた取り組みを加速させることが期待されています。具体的には、以下の6つの連携事項が取り決められました。

1. 区有施設へのカーボン・オフセット都市ガスの導入
2. 省エネルギー化・脱炭素化のライフスタイルの推進
3. 再生可能エネルギー活用の促進
4. 脱炭素型まちづくりの推進
5. 気候変動適応策の促進
6. その他のゼロカーボンシティに向けた取り組み

これにより、持続可能なこころみは更に強化される見込みです。

関係者のコメント

目黒区長・青木英二氏のコメント

青木氏は、「今日の締結は、目黒区が目指すゼロカーボンシティの実現に大きな力となる」とコメント。地域住民や事業者の連携が必要不可欠であるとし、環境政策を加速させる意欲を示しています。

東京ガス株式会社・小西雅子氏のコメント

一方、東京ガスの小西雅子氏は、同社の中期経営計画の一環として、エネルギー安定供給と脱炭素化の両立を目指しており、目黒区との連携を非常に喜ばしく思っています。"地域の課題を解決するソリューション事業ブランド『IGNITURE』の立ち上げもその一環であり、持続可能な社会の実現に向けて共に歩んでいきたい"との声明です。

未来への展望

目黒区と東京ガスのこの取り組みは、地域の課題解決に向けた重要なステップです。持続可能な社会を築くためには、多様な主体の協力が必要不可欠であり、目黒区はその先頭に立ち、他の自治体にも良い影響を与えることが期待されます。

今後も目黒区が目指すゼロカーボンシティへの挑戦は続き、地域の皆との連携を深めながら、その実現を目指す姿勢が重要です。環境に優しいまちづくりの先駆者となるために、さらなる努力が求められています。