SI&CとCDataが行う業務提携
株式会社SI&C(以下、SI&C)及びCData Software Japan(以下、CData)は、「ASTERIA Warp」とSalesforceのデータプラットフォーム「Data Cloud」との連携を強化するための業務提携を発表しました。この提携により、CDataは「CData Salesforce Data Cloud アダプター」を開発、データ連携を可能にします。
この市場でSI&Cが特に注目されている点は、18年間にわたりエンタープライズデータ連携製品の市場でトップシェアを誇っていることです。両社の協業により、企業はより効率的にデータを活用できるようになります。
Data Cloud アダプター開発の背景
最近、カスタマーデータプラットフォーム(CDP)の需要は急速に増加しています。従来のCDPは主にマーケティングに利用されていましたが、Salesforceの「Data Cloud」は営業や管理部門でも利用できるため、企業内でのニーズが高まっています。
とはいえ、多くのCDPではデータ連携インターフェースを構築するために専門知識が必要であり、企業にとっては導入の障壁となることが多いのが現実です。そのため、SI&CはCDataと連携し、データ連携を簡素化するアダプターを開発しました。
CData Salesforce Data Cloud アダプターの特長
このアダプターは、CDataの高度なデータ連携技術を利用しています。具体的には、Data Cloudの主要データモデルへのアクセスを可能にしたり、Ingest APIやBulk APIを用いたデータの書き込みが可能です。さらに、OAuthやJWTなど、さまざまな認証方式にも対応しています。
主な機能ポイント
1.
完全ノーコード連携: 技術的な知識がないユーザーでも、直感的な操作で外部システムと接続できます。
2.
包括的システム統合: ERPやCRM、MAツールなど多様な業務システムとシームレスに統合できることが特徴です。
3.
迅速な導入: 従来比で50%の時間短縮を実現し、数日で運用を開始可能です。
4.
リアルタイムデータ処理: リアルタイムでのデータ分析が可能になり、迅速な意思決定をサポートします。
5.
コスト削減: 経済的な運用が可能で、従来方式よりもコストを大幅に抑えることができます。
6.
多様なデータモデルのアクセス: Calculated InsightsやData Graphsなど、Data Cloudの様々なデータアクセスをサポート。
7.
高速データ書き込み: 大量データ処理を効率的に実施、データの書き込み時間を大幅に短縮。
8.
多様な認証方式の対応: 組み込みOAuthだけでなく、独自のOAuthアプリケーションも利用可能です。
SI&Cについて
株式会社SI&Cは、独立系システムインテグレーターとして広範な分野での業務アプリケーションや基盤の設計・開発・維持に特化しています。同社はASTERIA Warpにおいて、マスターパートナー及びサブスクリプションパートナーとして積極的に製品を展開しています。
45年にわたる豊富な経験を生かし、最新技術に基づいた高品質なITサービスの提供を行っています。また、PMP資格取得のサポートやCMMIレベル5取得により、高い開発力を維持しています。
CData Softwareについて
CData Software, Inc.は、クラウドデータの接続ソリューションとデータ連携ツールのトップベンダーです。270以上のSaaSやNoSQLに標準接続できるドライバーを開発し、さまざまなツールからのリアルタイム接続を実現しています。
両者の連携により、データ戦略の進化が期待され、企業にとって新たな可能性が開かれることが望まれます。