アフリカと日本の未来を共創する若者たち
2025年8月18日から20日まで、神奈川県横浜市で「Youth TICAD 2025」が開催されます。このイベントは、国連開発計画(UNDP)、国際協力機構(JICA)、国連ボランティア計画(UNV)と連携し、アフリカと日本の若者が集まる歴史的な舞台です。実行委員会の共同代表である休場優希さんとデイビッド・ポンデウさんが中心となり、多様な視点から「2055年の理想の未来」へ向けた変革を促進することを目指します。
「Youth TICAD 2025」は、参加者が提言者にとどまらず、未来を担う主体として行動することを目的としています。このイベントでは、100名の若者が選ばれ、3日間にわたってワークショップやフィールドワークを通じてアイデアを共創します。その後、非公式のピッチコンテストを行い、集まった知見を形にする機会が提供されます。
プログラム内容
1日目:ワークショップ
初日は、JICA横浜でプロジェクトの共創ワークショップが実施されます。参加者は、自分たちが抱える課題やビジョンを持ち寄り、チームを組んでアイデアを磨いていきます。このプロセスでは、互いに交流しながら新たな解決策を見出すことが求められます。
2日目:フィールドワークとピッチ発表
2日目には、フィールドワークが行われ、参加者は実際の現場を視察し、新しいインスピレーションを得ることができます。その後、各自のプロジェクトアイデアを発表し、フィードバックを受ける貴重な機会が与えられます。
3日目:成果発表と文化交流イベント
最終日には、一般公開のTICAD9公式テーマ別イベントが開催され、参加者の成果を広く共有します。また、夜には音楽やダンスを通じての文化交流イベントが plannedされ、400名規模の参加者とともに、一体感を感じられる時間が提供されます。
Youth TICAD 2025が持つ意義
この取り組みは、アフリカ開発会議(TICAD)の30年以上にわたる歴史の中で、初めて若者が主体となるサミットです。アフリカでは、2050年には人口の約70%が30歳未満になると予測されています。その一方で、若年失業が深刻な問題として立ちはだかっています。日本も少子高齢化が進み、疲弊する若者世代があります。両地域の課題は補完性がありますので、若者同士の交流と共創が不可欠です。
「Youth TICAD 2025」は、直近の「TICAD9ユースの政策提言プロジェクト」の進展を受け、若者が立ち上がり、共に未来を築く重要なイベントとして位置づけられています。サミット後には、若者が共同で策定した提言『Youth Agenda 2055: The Future We Want』をTICAD共催機関に提出し、さらなる実行へ向けた連携を促進します。
日本やアフリカの未来を担う若者が、「一方的な支援」ではなく、互いに「共創」する関係を築くための重要なステップとなることでしょう。TICADの財産を受け継ぎつつ、未来に向けて新たな価値を創造する場として期待されています。
プログラムや開催に関する詳細は公式サイトやSNSでも発信されているので、ぜひチェックしてみてください!
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