ダイフクの新工場
2025-04-22 15:32:11

ダイフク、新工場の稼働でインドの自動化市場に本格参入

ダイフク、新工場でインドの自動化ニーズに応える



大阪を本社とする株式会社ダイフクは、インド・ハイデラバードに新たな工場を開設し、2025年4月21日から本格的に稼働を開始します。この工場は、製造業や流通業の成長著しいインド市場において、特に重要なマテリアルハンドリングシステムの生産を手がけます。ダイフクの迅速な対応と高い技術力で、インドの自動化ニーズに応える体制を整えました。

成長市場における新たな拠点



インドでは、製造業や流通業の成長が急速に進む中、モノを効率的に動かすためのシステムへの需要が高まっています。ダイフクは、2016年にムンバイに営業拠点を設立し、2019年には現地企業を買収し、生産体制を確立しました。また、新工場の開設を通じて、さらなる生産能力の向上とコスト競争力の強化を図ります。

新工場では、自動倉庫や高速搬送台車などのマテリアルハンドリングシステムが生産されます。これにより、食品、化学、機械、ゴム製品など多様な業界のニーズに応え、地域密着型の製品開発とサービス提供を進めます。新工場の生産スペースは従来の約4倍となり、将来的にはさらに増設が可能です。

環境にも配慮した製造体制



新工場の屋上には太陽光発電システムが設置され、環境への配慮にも努めています。持続可能な開発を重視し、地域社会と共に成長することを目指すダイフクの姿勢がここに表れています。

ダイフクの常務執行役員、鳥谷則仁氏は「インド市場の特性に応じた生産体制を強化し、迅速で柔軟な応答ができるよう努めます。地産地消を進め、グローバルな競争力を高めるための重要なステップです」とコメントしています。

会社概要とその歴史



株式会社ダイフクは、1937年に設立されて以来、モノを動かす技術(マテリアルハンドリング)を磨き続けてきました。現在、世界24か国に及ぶ生産・販売拠点を持ち、海外売上高比率は約70%に達します。

ダイフクのマテリアルハンドリングシステムは、業界のニーズに応じた次世代物流の合理化を追求しており、製造現場の効率化や人手不足の解消に貢献しています。そのため、世界各国から注目される社会インフラとして、その役割が期待されています。新工場の稼働によって、インド市場におけるダイフクのプレゼンスがますます強化されることが見込まれます。

まとめ



ダイフクの新工場は、今後のインド市場において重要な役割を果たすことが期待されます。生産能力の拡大、コスト競争力の強化、環境への配慮といった要素を兼ね備えたこの新拠点が、これからのインドの自動化ニーズにどのように応えていくのか、注目が集まります。


画像1

画像2

会社情報

会社名
株式会社ダイフク
住所
大阪府大阪市西淀川区御幣島3-2-11
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。