滋賀県近江八幡市とウォータースタンドが協定を締結
2025年4月24日、滋賀県近江八幡市とウォータースタンド株式会社は、「マイボトル等で利用できる給水器の設置及び熱中症対策に関する協定」を結びました。この協定の目的は、マイボトルを利用した給水器の設置を通じて、使い捨てプラスチックごみの削減と熱中症対策の強化を図ることです。近江八幡市長の小西 理氏とウォータースタンドの取締役関西第二支社長、丸山清治氏が協力し、公共施設などに給水器を設置することで、環境意識の向上と行動の変容を目指します。
マイボトル利用の推進とその意義
この協定は、マイボトルの利用を促進し、使い捨てプラスチックごみの削減に寄与するだけでなく、熱中症対策も実施します。特に、気温が上昇する夏季には水分補給の重要性が高まります。近江八幡市では、公共施設への給水器の設置により、市民や観光客が自由に水分補給できる環境が整います。これにより、健康な生活を維持しながら、環境保全にも貢献できるのです。
近江八幡市の環境への取り組み
近江八幡市は「自然との共生、歴史と文化を次世代に継承する持続可能な『水・緑・くらし』」というビジョンを掲げており、様々な環境政策に取り組んでいます。2022年には環境基本計画を見直し、生物多様性の保全や循環型社会の形成、ゼロカーボンシティの実現を目指すとともに、2021年には気候非常事態宣言を実施しました。これからも同市の環境政策は、定期的な評価を通じて進化し続けるでしょう。
ウォータースタンドの役割
ウォータースタンドの浄水型ウォーターサーバーは、ボトル不要で新鮮な飲料水を提供できる便利なシステムであり、特に子育て世帯やSDGsに取り組む法人に支持されています。今回の協定では、同社の知見を活用し、地域一体で環境問題への理解を深めながら、マイボトルの利用を後押ししていきます。ウォータースタンドは、30億本の使い捨てプラスチックボトル削減を目指す「ボトルフリープロジェクト」を推進し、この活動は全国的にも広がりを見せています。
さらなる展望
近江八幡市とウォータースタンドの協力によって、市内に設置される給水器は、地域社会の環境意識を高め、持続可能な生活様式を引き寄せる助けとなるでしょう。水分補給を通じて健康を維持しながら、環境の保護にも寄与するこの取り組みは、今後の地域づくりのモデルケースとなるかもしれません。両者が協力することで、持続可能な社会の実現に向かって進んでいくことを期待しています。