能登半島地震復興応援コンサート
オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)は、令和6年に発生した能登半島地震を受けて、さらなる支援活動を展開します。この度、石川県金沢市を拠点とする同団体は、新たに「がんばろうNOTO」というスローガンのもと、11府県で22公演を行う復興応援コンサートを開催することを発表しました。活動は9月から始まり、来年の3月まで続きます。
このコンサートでは、「祈り、安らぎ、勇気」というテーマを掲げ、被災された方々とその支援に取り組む全ての人々に向けて、特別なプログラムが用意されています。巡回する各公演では、地元のアーティストも参加し、被災地の学生や陸上自衛隊音楽隊との共演が予定されています。特に、池辺晋一郎の「祈り、そして光 ー能登半島地震犠牲者の鎮魂として」が演奏されることもあり、感動的な体験が期待されます。
公演の一部は、被災者の方々を招待して行われ、チケットの収益は音楽による復興活動費用として使用されます。そのため、会場での募金活動も盛況に行われることでしょう。これまでに同団体が取り組んできた支援活動には、定期公演でのバケツ募金やチャリティコンサート、さらには被災地へのメッセージボードなど、多岐にわたります。
実際の公演が行われる秋は、被災地の方々にとっても特別な時期となるでしょう。公演スケジュールは以下の通りで、能登半島や新潟県など、被災地での公演も含まれています。
- 加賀市文化会館(石川県)
- 出演:鈴木織衛(指揮)、加賀市中学校選抜吹奏楽団、サイモン・ブレンディス(ヴァイオリン)
- 石川県立図書館(石川県)
- 出演:広上淳一(指揮)
この他の公演も含めた詳細は、オーケストラ・アンサンブル金沢の公式ホームページをご覧ください。
最後に、この公演を通じて、音楽の力が被災地の復興の一助となることを心から願っています。音楽を通じて、私たちは「がんばろうNOTO」の思いを広め、共に前進していきましょう。