FOLIOのROBOPROファンドが健闘、純資産1500億円達成
株式会社FOLIOが投資助言を行う公募投資信託「ROBOPROファンド」が、2025年10月21日に純資産総額1500億円を超えました。この快挙は2023年8月22日に1000億円を突破してからわずか2ヶ月後の達成であり、FOLIOのAI投資戦略が多くの投資家から注目されていることがよく分かります。
FOLIOとROBOPROの特徴
FOLIOは2020年1月よりAIによる相場の上昇や下落予測に基づき、投資配分を動的に調整する「ROBOPRO」を開発し、2023年12月に「ROBOPROファンド」を設立しました。このファンドでは、農業や不動産、株式など多様な資産にバランスよく分散投資されています。
このファンドの最大の特徴は、AIを活用した機動的なリバランスです。これにより、迅速に市場の変動に対応できるため、投資パフォーマンスが向上することが期待されています。
高いパフォーマンス
2025年10月21日時点での分配金支払い後の基準価額は14,271円で、これまでに500円の分配金が設定されています。また、売上は好調で、2025年10月9日には最高値を更新。ファンドの販売も順調に拡大しており、現在では19社の証券会社と14行の銀行で取り扱われています。
「ROBOPROファンド」は多くの販売会社での投資信託販売ランキングでも上位に位置し、2023年9月には228.9億円の資金流入を記録し、バランス型ファンドカテゴリーで4か月連続の第1位となりました。これにより、純資産総額は順調に増え続けています。
投資助言の展開と今後の展望
FOLIOが「ROBOPRO」を通じて得た知見は、他の金融商品にも活用されています。たとえば、SBI証券の「SBIラップ AI投資コース」や愛媛銀行の「ひめぎんラップ」などでもそのノウハウが生かされており、さまざまな投資助言業者と連携しています。
今後もFOLIOはAIを駆使した資産運用の拡充を図り、多様な顧客ニーズに応えた金融ソリューションを提供していく方針です。「ROBOPROファンド」の成功は、その先駆けとしての意味を持つでしょう。金融業界におけるAI活用のモデルケースとして、多くの投資家に資産形成の新たな可能性を示唆するものとも言えます。
まとめ
FOLIOの「ROBOPROファンド」は、純資産総額1500億円を達成し、AIを活用した投資助言の成功が確実に証明されました。AI投資の進化により、今後も多くの投資家に新しい資産形成の道を提供し続けることでしょう。投資家たちが未来に向かってどのように資産を形成していくのか、注目が集まります。この動きが投資の新たなスタンダードとなるかもしれません。