Maison J.U.S 日本初上陸
2025年12月12日(金)、フランスからのニッチフレグランスブランド「Maison J.U.S」が日本に正式に上陸します。控えめだが自由な創造性を持つこのブランドは、香水のアートを解体し再構築するという革新の理念を掲げています。
香水の常識を覆す
Maison J.U.Sは、デザインやマーケティング、さらには調香企画といった異なる領域で活躍していた3人の友人によって2019年に設立されました。彼らは香水をただの「香り」として扱うのではなく、視覚や構造、倫理を横断する感覚の芸術として再定義しようとしています。
日本で“香水砂漠”と名づけられる未開拓の市場に、新しい風を吹き込みます。そのきっかけとなったのは、2025年10月に東京で行われた「サロン ド パルファン」においての先行発表です。このイベントで披露された6種類の香水と特別なパフュームキットは、来る日本での本格的な上陸に向けた際立った先駆けとなりました。
香りの背後にある才能たち
Maison J.U.Sの設立者たちは、業界においてそれぞれの専門性を持つエキスパートです。アーティスティックディレクターのティエリー・ドゥ・バシュマコフは、香水の発祥地グラースで育ち、長年のキャリアを通じて数々のラグジュアリーブランドの仕事に携わってきました。
CEOのジャン=バティスト・ルーは、国際的なマーケティング戦略のエキスパートとして多くの名だたるブランドで実績を積んできました。そして、オルファクトリーディレクターのブリジット・ワームサーは教育と実践の両面で強い信頼を得てきました。この3人が集まり、新たなフレグランスブランドを形作り、香水業界に新しい価値を提供しようとしています。
オープンソースの哲学
Maison J.U.Sのユニークな特徴は、全ての香水のレシピが調香師による直筆メモと共に提供されていることです。これにより、従来の香水業界が持つ秘密主義に真っ向から反旗を翻し、消費者に対する透明性を提供しています。
「私たちに隠すものは何もない」という彼らの哲学は、香水を愛する人々が調香師の仕事をより深く理解できるようにするためのものです。香りのレシピを「オープンソース」として開示するこのアプローチは、伝統的な香水ビジネスモデルの転換点を示しています。
芸術としての香水
Maison J.U.Sでは、名だたるマスターパフューマーたちに自由度の高い「白紙委任」を与えています。消費者へのフィードバックやマーケティングテストは一切行わず、徹底して香水の創造性に重きを置いています。ブログやSNSでの情報発信も行いつつ、伝えることを大切にしています。
ボトルデザインには、1950年代の型を再利用し、ポップアートを思わせる鮮やかな色合いで構成されています。また、環境に配慮したアップサイクルの素材や詰め替え可能なボトルを使用し、持続可能性を意識した取り組みをしています。香水の製造はすべてフランス国内で行われ、「高品質」を保証しています。
商品ラインナップ
Maison J.U.Sのラインナップには、6種類の香水と1種類のパフュームキットがあり、価格帯も25mlで18,700円、50mlで29,700円(税込)という設定です。また、香水の香りを試せる2ml×6種のパフュームキットは8,800円(税込)で販売されます。
リリース日となる2025年12月12日が待ち遠しいですね。これからの香水の楽しみ方をしっかりと体験し、新しい香りの世界を開いていきましょう。ぜひ、NOSE SHOPで手に取ってみてください。
NOSE SHOPの展開
「Maison J.U.S」を取り扱うNOSE SHOPは、日本に初めてニッチフレグランスを提供してきた店舗です。新宿や渋谷、大阪など主要都市での展開に加え、オンラインストアでも購入が可能です。香水初心者から愛好者まで、誰もが気軽に楽しめる空間を提供することを目指しています。
新しい香水の体験を通じて、この冬、Maison J.U.Sの香りをご堪能ください。